詐欺師の楽園:種村季弘
歴史上の詐欺事件をネタに人間の暗部に光を当てる。
百年以上も前のものが題材となっているが、欺かれた過去の人を笑うことはできない。未だに詐欺師や詐欺師に騙される人は減っていないのだ。
インチキ占い師、新興宗教、偽科学、振り込め詐欺、フィッシング、ダイエット食品・機器、万能薬、政治家、・・・
インチキ占い師がテレビで大きな顔(実際に大きそうだから笑えるが)を晒しているのは、一人の素朴な詐欺師に欺かれた話が笑い話になった時代よりひどいかもしれない。
「騙される人間が悪い」とは言わない。悪いのは騙すほうに決まっている。しかし、騙しが決まるか決まらないかは騙される側にかかっている。騙される土壌があるから騙される。人の不安(占い、宗教、健康食品、振込詐欺、架空請求・・・)や先入観(皇族詐欺、結婚詐欺・・・)を突いてくるのだ。
不安を突いてくる詐欺は不愉快至極だが、先入観の裏を突いてくるものは社会や人の価値観をあらわにする効用もある。
このキーワードはコミュニティに選ばれています(1)
- メイン
- コメント(0)
- つながり(18)
- トラックバック(1)
つながりキーワード (18)
霊感商法
- (panhead)
インチキ商法の一つ。典型的な例 1.「相談に乗る」として悩みを聞き出す。(家族の健康、人間関係、受験、etc) 2.因縁話をでっち上げる(先祖の供養とか地相、家相、e...
権威商法
- (panhead)
こんな言葉があるのか知らないが、人の心理につけ込んだやり口として引っかかるので、適当に付けてみた。 電車に貼ってあるヨーグルト(明治乳業LG21)の広告に、ノーベル賞受賞者(E・メチニ...
「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
- (panhead)
いい加減な、あるいは恣意的な悪意のある調査・分析・報道について鋭く突っ込んだ本。実際にマスコミでばらまかれた調査結果や分析を提示し、謎解きの仕方を示してくれる。 自...
データの罠 世論はこうしてつくられる 田村 秀
- (panhead)
「社会調査」のウソの類書。いい加減な調査や、結果の評価について警鐘を鳴らしている良書。 こういう啓蒙書的な本を読んで感じる問題は、マスゴミの恣意的な操作によって世論...
パラノイア創造史:荒俣宏
- (panhead)
荒俣宏が、歴史に埋もれがちなユニークな足跡を残した人物を集めた作品。 悪魔の肖像を描いた画家-クリストフ・ハインツマン 妖精に憑かれた家系-チャールズ・オルタモント・ド...
フード・ファディズム
- (nob-bro)
「特定の食品が健康や病気に及ぼす影響を過大に評価したり、信じ込ませたりして行われる栄養行為」=フード・ファディズム。 アメリカ栄養士協会が提示した概念だという。ということは、かの地において...
人はなぜ騙されるのか
- (おが)
Japan Skeptics(「超常現象」と言われる現象を批判的・科学的に究明する学会)会長である安齋育郎博士(現在、立命館大学国際平和ミュージアム館長)が書いた本。 ...
奇妙な論理
- (おが)
世の中にはびこっている、いわゆる疑似科学について解説している本。人はどれだけ騙されやすいのかがよくわかります。文庫本で「奇妙な論理」と「奇妙な論理II」の2冊が発売されて...
詭弁論理学 (中公新書 (448))
- (panhead)
記号論理学者が理論だてて考えることの大切さと楽しさ(こっちがメイン)を教えてくれる。 Y字路の交差点に人が立っています。 その人が嘘つきか正直者か見分けがつきません(ど...
エキセントリック・荒俣宏コレクション2奇人は世界を征す
- (panhead)
パラノイア大好きな荒俣宏が世界の奇人を集めた作品。 ・南方熊楠と仲間たち ・海の向こうのエキセントリック ホーキング、ウィリアム・ブレイク、ピーター・ウィトキン、チャ...
「詐欺とペテンの大百科」
- (べ)
しばらく自分の空間のプロフィール欄(つうのか?)に義眼と入れ歯を使った詐欺の話を載せていたら複数のヒトから伝言で出典を訊かれたので登録することにした。元UPI通信の...
『誠実な詐欺師』トーベ・ヤンソン
- (ちゃーりー)
トーベ・ヤンソンの小説。凍る澄み切った空気や登場人物たちの強烈な個性に、きーんと衝撃をうけた作品。こんな小説を書けるようになりたいと思うし、すでにこういう作品があるという...
宝くじ詐欺
- (プチ大福)
香港の通販会社LPSというところから、エアメールが届いてました。 宝くじの権利を買わないかみたいな。 怪しいので捨てました。 海外の宝くじを買うのは禁止されているらしい。 でも、どこから住所...
詐欺レター
- (devigel)
日本の実家に送られてきた葉書2通。 一通目) タイトルは、「損害賠償請求」 以前にも似たような葉書が来た事があるのだが、自分のマシンで使ったファイル交換ソフトから違法なデータのやり取り...
エスコート詐欺
- (アルアル)
女性とデートなどする事で高額な報酬が得られると言う物。 報道関係のTV番組で知った物。 番組では200万円以上のエスコート詐欺の被害にあった男性が料金を取り戻すと言う内容。 インターネットで...
ペーパームーン
- (ブラット親爺)
久方ぶりに『ペーパームーン』を観た。30年ぶりくらいか?この映画、元々戦前のトーキーみたいな感じになるよー当時ではもうほとんどなかったモノクロ・スタンダード画面にした~る...
オレオレ詐欺
- (Zed)
最近とても多いらしいが、まさか自分が(少しだけ)巻き込まれるとは。 孫のフリをして老人からお金をだまし取ろうとする詐欺で「オレオレ、俺なんだけど、いま困ったことになってて…」って感じで話が...
種村季弘
- (やっき)
ドイツ文学者・評論家・エッセイスト。2004年8月29日死去。 澁澤龍彦と並び称されることが多いけれども、実は正反対の資質の書き手であるといえるだろう(その意味でも並べやすかったりはするの...










