Aunt Alice's Party (1992)
元気なアリスおばさんはある日思いつきます。そうだわ、パーティーをしましょう。お客さまは姪のミッフィーと近所の子どもたち。この作品はくまのボリスや子ぶたのポピーなど、べつのブルーナ作品の主役たちもあわせて一堂に会すポリフォニックな特別篇です。そのはなやかなこと。複雑な構図をリズミカルに配置する、ブルーナ渾身の一作でもあります。
とにかく楽しいパーティーですが、おみやげの風船をもらって帰路につく子どもたちの後ろ姿でふっと空気がかわります。満ち足りた思いと同時に、どれほど楽しいことにも終わりはあるという事実を示唆する一場面、そしてつづく最後のページは夕焼けの空におみやげの風船がとんでいってしまったミッフィーの、息をのむシーン。かなしかったけれど、でも泣きませんでした、と思いがけない終わりかたにのこる、さびしい余韻が秀逸。
Opening: "I think I'll throw a party!" Aunt Alice said one day. "I'll start by asking Miffy if she can come and play."...
Dick Bruna, Mercis Publishing b.v.
English version published in 2000 by Kodansha International Ltd.
- 2002/05/25更新
- 2002/05/24登録
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