Miffy and Melanie (1999)
ミッフィーの友人として、シリーズ全編中ただ一人名前が紹介されるメラニーがバニー家を訪問します。南に住む、茶色いうさぎのメラニーという設定に、グローバル化のすすむ世界情勢を遠く感じとることができます。会いにきて、と手紙を書いたミッフィー。誘いにこたえてひとりで飛行機にのってやってきたメラニーは、スーツケースをもち、ちょっとおとなにみえます。
バニー家の茶菓の歓迎はいつものように飾り気のない品ですが、心のこもったもてなしであることが文章でそえられます。金銭的な豪奢をむしろ下品とする価値観が、かつてあったことを想起させる細部。つづいて庭で遊ぶ二人、そして一緒に服をぬぐ力づよいシーン。じつにおなじ二人ですが、ブルーナはトレーシングペーパーをつかう描線技法をこの一場面にもちこまず、あくまで二人をべつべつに描いていることが注目されます。「ほんとうにそっくりに、手で描く」手法による差異と同一の逆説が、そのままあらゆる子どもの唯一性と普遍性の逆説を視覚化することに成功、両者をたがいにことなり、かつおなじである生きたものにしています。
遊びつかれた二人の寝顔で終わるこの作品で、ミッフィーはいつものキャラクターカラー、オレンジをメラニーにゆずり、青をまとっています。南と北を暗示する配色を契機に、表層的な差異を止揚する正統派の児童作品。
Opening : Miffy had a pen-pal whose name was Melanie. Miffy wrote long letters to Mel across the sea.
Dick Bruna, Mercis Publishing b.v.
English version published in 2000 by Kodansha International Ltd.
- 2002/05/25更新
- 2002/05/24登録
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ブルーナの絵本~ミッフィーとおともだち
- (未森)
びっくり。 今までの「アニメ」の再放送かと思っていたら、 立体の人形が。 クレイアニメ? う~ん。バランスが。






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