ぶんしょうどくほんさんへ
文章読本さん江 / 斉藤美奈子
斉藤美奈子の最新作。この人の本を読むたびに「死して屍拾うものなし」と思うけど、今度も期待にたがわぬ容赦ないメッタギリぶり。こんどは巷に溢れる「文章読本」に血祭りにあげています。谷崎も三島も本多勝一も井上ひさしも裸足で逃げ出す迫力。残るは血の海ばかりなり…。
マジな話。オレ文章へただから文章読本でも読もうかなぁなんて思ったことがある人は必読の本ですね。もう目からウロコがダース単位でぼろぼろ落ちます。文章読本を引用し批評することでそれ自身が文章読本になっている部分もある。メタ文章読本ですな。
オレはデビュー作「妊娠小説」以来のファンなのですが、目のつけどころと分析の鋭さには相変わらずすごい。評論家として一級だと思う。なのに、文中のいろいろな文章読本の紹介をしているところで、文体模写の芸を披露したりする。こういうライターっぽいお茶目さが、この人の持ち味なんだよな。
.
「文章読本さん江 / 斉藤美奈子」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (4)
2002/05/25
2026 私もこの人のファンです。この本は未読ですけど(笑)。朝日新聞で書評やってましたが、あれも良かった。ちなみに、朝日の書評では高橋源一郎がこの本を取り上げたのですが、正直でよかったです。
2002/05/31
2026 たしか「自分も文章読本を出す予定があるんだけど、こんなの読んじゃったら書けないよ」みたいな内容でした。
2005/05/08
CLASH あ、斉藤美奈子ファンだったのね、今知った(笑) 現在「文学的商品学」読み進み中。
Go涼 はは,最近はまじめに読んでないですけどね。このヒト,世間的には最近「フェミのヒト」になってるみたいですが,フェニに限らず,特定の「思想」に対する距離感の保ち方が正しく評論家という感じがする。その距離感を好んでおります。
つながりキーワード (6)
書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)
- (ネコまいける)
本書のタイトルを見たとき、「書くことが思いつかない人」なんて居るわけないやろ…、と突っ込みを入れながらも気になって手に取ってしまった。 著者は近藤勝重。 氏は、毎日新聞...
文章読本 中村真一郎
- (ロドリゲス通信)
井上ひさし、谷崎、三島などいろいろな文章読本を読んではみたが、おすすめしたいのはこれであります。まずなにがいいかって安くて薄い(当時360円だった。集英社のマンガより安...
あほらし屋の鐘が鳴る
- (コダマタマコ)
斎藤美奈子著 朝日新聞社発行 文学・スポーツ・雑誌・テレビ。平成の「ああ勘違い」コレクション。 時評的エッセイ。お得な読書ガイド付き。 斎藤美奈子初心者にはオススメ(...
趣味は読書。
- (pindot)
斎藤美奈子の本は大好きです。これは特に好き。 本好きなのに、むしろ本好きゆえに、ベストセラーをまず読んでいない。ベストセラーの顔ぶれを見るたびに疑問(もしくは怒り)...
はじめてわかる国語
- (小泉幸四郎)
はい、ついにきました。 おもしろくても理科 もっとおもしろくても理科 どうころんでも社会科 もっとどうころんでも社会科 いやでも楽しめる算数 につづく、清水義範科目エ...
斉藤美奈子
- (ひょみ)
文芸評論家。というより、「フェミニズム戯作者」とでも呼びたくなるエンタメな文体と、そうでありながら実はしっかりした分析で唸らせる、今注目の書き手。デビュー作『妊娠小説』の人を喰った話運びをま...







文章読本 中村真一郎
はじめてわかる国語
趣味は読書。
あほらし屋の鐘が鳴る


