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キチエモン

二代目中村吉右衛門

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 テレビでは鬼平、歌舞伎では、とりわけ義太夫狂言の台詞回しのうまさで知られている役者。特に、「寺子屋」の源蔵や「忠臣蔵」の由良之助、「勧進帳」の弁慶、「俊寛」の俊寛僧都「籠釣瓶」の次郎佐衛門は吉右衛門じゃないとね。主従の義理やコンプレックス、孤独の間で苦悩する男の、聞く者の臓腑をえぐるような台詞回しが絶品。個人的には、当代一の弁慶役者は吉右衛門だと思っている。蛇足だが、意外と愛嬌はあるが、踊りは正直あまりうまくない。(これは仁左衛門も同じだが)
 また、鬼平での頼りがいのある男ぶりからか、特に男性ファンの多い役者という印象も。まさに男が惚れる役者という意味では、ライバルの歌舞伎界きっての二枚目役者仁左衛門とは対照的。
 その反面、性格的に気難しい一面があるためか、共演者を選ぶ役者であり、特に実の兄幸四郎(吉右衛門は祖父の養子なので、戸籍的には幸四郎は甥)との共演の少なさは歌舞伎好きの間ではよく知られてきた。
 しかし、2006年九月に行われた祖父の名優初代中村吉右衛門の追善興行、「秀山祭」では、「寺子屋」で吉右衛門は源蔵、幸四郎は松王丸役を演じ、兄弟の本格的な共演は歌舞伎ファンを驚かせた。 今では、兄弟が普通に共演しているのがファンとしては嬉しい限りだが、出来ればあの人やあの人とも仲直りして欲しいなと思わないでもない。
 去年から、毎年五月には吉右衛門が座頭を勤める若手中心の公演を新橋演舞場で行う。九月は秀山祭。趣味で絵や俳句をよくし、歌舞伎の脚本を松貫四の名で何本か執筆し、舞台にかけている。

二代目中村吉右衛門

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Rume画像 投稿者:
Rume
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  • 播磨屋
  • 定紋揚羽蝶、換紋村山片喰
  • 2007/03/08登録
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