じゃくえもん
四代目中村雀右衛門
大正9年(1920年)生まれ。今年で87歳になる歌舞伎界最高峰の女形の1人。ちなみに同じ年齢に中村屋の弟子、小山三がいる。屋号は京屋。定紋は京屋結び、向い雀。
雀右衛門のジムでのトレーニングで鍛え上げられてきた肉体にも、さすがに近年衰えが目立ってきた。最近ではほとんど踊りの演目でも上半身、それも手しか動かさないが、舞台に出ると未だに容姿が美しく、歌舞伎座の大舞台の空気を換えてしまうのは驚異的だ。目が細い為、きつめのアイラインを入れているが、目元にこぼれるような艶っぽさがある。
雀右衛門が女形を始めたのは、27歳の頃である。元々は立役でだったが七代目幸四郎の娘と結婚したのがきっかけで、女形として遅い再スタートをすることになる。また、大谷友右衛門時代、5年ほど映画界にいたこともあリ、30本ほどの映画作品に出演している。私が歌舞伎を見始めた頃には、体調不良で休演した六代目歌右衛門の代役をよく勤めており、どうしても二番手の女形のイメージがあった。
近年見たうちでは、助六の揚巻、金閣寺の雪姫、籠釣瓶の八つ橋がすばらしかった。特に金閣寺の雪姫の爪先鼠の場面では、時が流れをとめ、春のこもれびが桜とともに客席にまで降り注ぐかのように見える美しさであった。何歳になっても老け役が似合わない、永遠のお姫様役者である。 あだ名はジャッキー。息子に大谷友右衛門と中村芝雀がいる。
- http://ja.wikipedia.org/wiki/...(4%E4%BB%A3%E7%9B%AE)
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