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カズマサハシモト

kazumasa hashimoto『Gllia』

  • kazumasa hashimoto『Gllia』の画像

レーベル:MIDI Creative/noble
品番:CXCA-1183
フォーマット:CD
2006.03.10発売
2,500円

空想世界でのフィールド・レコーディング
ベッドルームに沈む、瞼の裏のファンタジー

 noble labelのアーティスト達の描く世界、それは現実の世界とは相反した、想像上の世界の雑踏音。それが僕のイメージである。そしてどのアーティストにも共通して言えることは、そんな「現実」と「空想」を意識的に区分していて、時に悪戯に魔法を唱え、聴き手にずっしりとした現実感を与えるのだ。

 東京在住の音楽家、Kazumasa Hashimoto。国内のアンダーグラウンドな同業者との交流も広く、レーベル・メイトのworld's end girlfriendの作品でのピアニストとしての参加や、world standard、Shione Yukawaとの競演、03年には坂本龍一主催の団体「code」のイベントでSketch Showらと競演などなど、一音楽家として充実したキャリアを誇る。そんな彼の3rdアルバム「Gllia」は、良くも悪くも前作までのKazumasa Hashimoto=アンビエント/フィールド・レコーディングというイメージを、更に色濃くさせる内容になった。
 今作の特徴としては、グロッケンやマリンバやビブラフォンといった鍵盤楽器が、アルバム全体を通して効果的に鳴らされている。それと前作同様に、ピアノ、アコースティック・ギター、ヴァイオリン、チェロなどの音色。これだけの楽器を用いながら、音と音の間を聴かせる立体的な音づくりは、彼のプロデュース/アレンジャーとしての才能を感じる。そして、表題曲「Gllia」でみられるように、ヴォーカルやポエトリー・リーディングを取り入れたトラックも増えた。
 
 年々、エレクトロニカやアンビエントもののリリースが減る中で、こうもコンスタントに良盤を届け続けるアーティストって国内にあまりいないんじゃないかな。ここでは革新的な音は鳴らされていない。でも、ベッドムームを優しく包み込む、極上のアンビエンスが宿っているのである。

kazumasa hashimoto『Gllia』

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  • 2007/03/22更新
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人名・団体名Childisc

  • (joki)

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