Deyrolle
行って参りました。剥製・標本好きの約束の地、デロール。端的に言って、剥製標本自然博物が好きな人はこの為だけにでもフランスに行く価値があると断言致します。がーん!と銀のハンマーで頭を殴られるぐらいの衝撃が駆け抜ける素晴らしさ。最高です。
まずはその店構がずるい。ショーウィンドウには売り物の園芸用エプロンを身にまとった鹿さんのマネキンが3体。めいめい憂いを帯びつつ異なった表情で…ぐうっ!ワンダフル!他にも入り口反対側には小さな剥製がいくつか飾られています。店内に入ると1階では主に園芸用品を扱っていました。この園芸用品も重厚でビューティフルで、ここが日本ならば買いそろえたのにっ!というほど魅力的な品揃えです。あとはいくつかの書籍、ボタニカルな挿絵の入った本とかトランプとか。昆虫の挿絵の入った花瓶なんかもあります。このへんはおみやげに良さそうですね。
一通り目を通した後、2階へ。階段を昇ると、まるで不思議の国のような佇まい。ミントグリーンの美しい壁、年季の入った木製の棚たち、そして百体以上はあろうかという剥製。…ここに住みたい!!それが叶わぬのなら、毎日来たい!!もう夢見心地と感動の嵐。ちょっと陶然としてしまって、無我夢中でひとつひとつの剥製、標本を眺めてしまいました。現実を忘れ、自然世界への遠近感が狂う快感。うーん…。ここは自然博物好きの聖地、ユートピアでありましょう。間違いない。鹿、牛、虎、ライオン、象、熊、そして様々な鳥たち。これほどのコレクションを、こんなに素晴らしい環境で、ごく間近に見ることができるなんて…。残念ながら店内は撮影禁止なので、写真でお見せすることができないのが歯がゆいところです。ちょうど、僕が行った時は、小さな子供を連れたお母さんが来ていたのですが、子供も不思議そうに剥製たちを眺めてはお母さんに質問などしていました。微笑ましい光景。そして羨ましい環境です。
フロアには巨大なほ乳類、は虫類の剥製たちがこっちを向いて並んでおり、人間よりもずっと大きいものもあって、この店の歴史と実力を感じさせます。ガラス棚には数えきれないほどのたくさんの鳥、地味なのから派手なのまで。古い木棚の瀟洒な引き出しを引けば、そこには昆虫、貝類、鉱物の標本。あとたまに魚類、カニやエビの殻なんかも展示されている。あ、デロールの看板を持ったシロクマなんかもいました。入って右側の小部屋には、図鑑や専門書、ボタニカルアートのポスターたち。この揃えもすごくよいです。重くなければ買って帰るのに…。
オイルヒーターまでアンティークで、表面に美しい模様が彫られている。2階は全部で4部屋ほどあり、扉は全部あけっぱで、各部屋ごとに少しづつグラデーションをつけて展示をしている感じです。1部屋目は大型ほ乳類。2部屋目は鳥類とほ乳類は虫類、貝類と鉱物がすこし。中~小の剥製標本が集まっている。3部屋目は書籍とポスター。4部屋目は昆虫標本と関連書籍、標本用品。もうどの部屋をとっても文句なしの美しいディスプレイに圧倒されます。マニフィーク!!
数ある商品の中でも最も心引かれたのは甲虫の標本。これがただ事ではなくて…。えっと…甲虫を手足ボディ羽など各パーツにバラして、それを細い針金でちょとづつパーツ同士の間隔を空けて宙に固定しているのですが、うーん言葉で言うとうまく伝えられませんが…。あ、ちょうどこんな組立図みたいな感じ?になってるんですよ。これがもう本当にものすごく魅力的で、思わず買いそうになってしまったんですけど…。950ユーロ…。もう一回パリに来れるお値段でした。でも、いつか絶対買う。
あ、このブログにある写真のエビが、上で書いた甲虫の標本と同じ作りです。こういうふうに、バラバラに浮いてるの。
フランスは自然博物学関係が充実している気がするけど、それはなぜなんだろう?
- 2007/04/07更新
- 2007/04/06登録
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コメント (3)
2007/04/06
祥 羨ましすぎて私が蟹だったら泡吹いてます。まるで 楽園 天国 極楽 ぢゃないかっ!読んでるだけで陶然、ますます行きたくなりました。向こうの子供たちは確かここに学校からの見学もあったような?なんて良い環境だ(羨涙)商品は全体に高そうですね。老舗だもんなぁ。天井から人骨吊り下げられてましたか?組立図みたいな甲虫の標本、購入された暁にはぜひ見せてください。
紙飛行機 いや、ほんと、是非とも行くべきですよ。でも写真が撮れないのでむずむずします。その分しっかり肉眼で脳裏に焼き付けることができるので、そこはいい点ですけどね。写真集とか出して欲しい。天井から人骨…。あったかなあ?そういえば夢中になっていて天井を見上げるのを忘れていた。しまった。組立昆虫標本、購入した暁には是非自慢されてください/笑 ま、金額と手間を考えると当分先でしょうけど。
2007/04/09
ハイパー田舎人 あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうーーーーーーーっ(>∀<)言葉にならず悶える。
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