あなたの魂にやすらぎあれ
環境汚染ですめなくなった地球を捨て、火星の地下深くある破沙空洞市で人間たちは、幻覚装置に取り巻かれ、無気力に暮らしている。彼らは限られた空間、限られた資源によって生きるために、幻覚装置によって自分たちの認識をごまかして生活する。
地上には、門倉京と呼ばれる都市がアンドロイドたちによって形成され、人間は歓楽を求めてなけなしの金を払い地下から地上に出る。
やがて人間とアンドロイドの対立は、水面下で激化。アンドロイドに広がるエンズビルの宗教伝説。地下教会の僧侶サイ・玄鬼は、アンドロイドの神“エンズビル”の降臨を予知するが…。
私が初めて出会った神林作品がこれ。人の「思い(込み)」とその人にとっての「現実」、そして「事実」この三つのバランスってことを初めて激しく認識しました。
この作品はそんな小難しくないので、読みやすいと思います(笑)
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コメント (5)
2002/05/29
SSMG 幻覚装置のくだりはカジシンさんの「セチに向かない職業」を思い出しますが、大分違うようですね。エンズビル、ってフリクリにも出てきた単語だなあ。
信生(ほい!) 未読ですが、馬頭星雲さんの紹介を読むだけで「うん、神林作品だ」っつー感じです。
SAD すごく好きです。これを読んで神林長平を読みあさりました。(私もこれが初めて読んだ神林長平の小説です。)
馬頭星雲 私もSADさんと同じです。この1作で完全ノックアウト。すっかり神林ファンに。
2002/05/30
SAD 日本人の作家のSF小説では未だにこれがベストです。それまで、日本人の書くSFはたいしたことないとなめていたために、より衝撃が大きかったのかもしれません。まさにノックアウトです。
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