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ゴミの中の天才

のだめ & おーい

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まさかのアートカテゴリ(笑)

大好きなマンガの「のだめカンタービレ」の一応のヒロインは「のだめ」です。このなんともダメさ加減の効いた名前が、ゴミ部屋にすみ、シャンプーは5日おきのめんどくさがりやだけど、ピアノの天才肌の才能のある「野田恵」からきているのを知ると、ほーっと妙に感心するし、手抜きな感じもして笑える。

似た人がいる。葛飾北斎の末娘、お栄。
お栄は、絵を描くときの雅号を「応為」という。その理由は、たぶん”おえい”というよびかたと似てるからというのもあるけれど、北斎が呼ぶときに名前でなく「お~い、お~い」と呼ぶからつけてみたという実に手抜きな理由。

奇人・変人のエピソードばかりの浮世絵師の父・葛飾北斎からは、天才的な画才を受け継いでいて、口の悪い北斎も「美人画は、お栄の方がうまい」というほど。
しかし奇癖も受け継ぎました。お栄は、絵のことには熱心そのものだけど他は全くお構い無し。勝ち気で、思ったことはすぐやってしまうし、さらにいくつになってもグータラなのです。おばちゃんになっても。

商家に嫁いだが、絵描きとしても自負心のある旦那の描いた絵を、へたくそ「ぷっ」と笑い飛ばし、すぐに離縁されて北斎宅に戻ってきたとか。

仙人になりたいと思い立ち、仙人の食べ物とされる茯苓を飲み始めるとか。

北斎とお栄は一緒に住むけれど、このぐーたら親子は、3度の炊事も大嫌いでそうざい屋、煮物屋で出来合いを買ってきて、食べ終わると包んである木や竹の皮を部屋に放置とか。

北斎の家は貧乏長屋の借家で生涯に90回以上も引越ししたけれど、つまりこの似た者親子は掃除なんか面倒でやらないから、ゴミがたまり過ぎてほったらかしにして逃げるということらしいとか。

そういう生ゴミと、書き損じの紙にうずもれつつ、輝かしい画才を発揮して父とコラボをやったり、ゴーストペインターをやったり、自分の絵を描いていました。

家の様子を父の弟子が書いたもの。弟子の配慮か、転居してすぐなのか。
http://storage.kanshin.com/free/...
http://rarebook.ndl.go.jp/pre/image/...


応為の作品
http://www.menard.co.jp/museum/...
http://www.city.kobe.jp/cityoffice/...
http://sohske.cocolog-nifty.com/...



この応為を題材にした「応為坦坦録」という小説があって、のだめカンタービレを絵の世界と江戸の町に持って行ったような面白い小説もある。のだめ好きにぜひお勧めです。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/...

今度は杉浦日向子の「百日紅」を読んでみよう。
最近はこの葛飾応為さんが面白くてしょうがないです。

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どうやら応為坦坦録は、品切れのようですね。
図書館でさがしてみてください。


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のだめ & おーい

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投稿者:
troisriv

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