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伊藤若冲「動植綵絵」

  • 伊藤若冲「動植綵絵」の画像

2006年3月~8月、三の丸尚蔵館にて
伊藤若冲「動植綵絵」全30幅が
全5期に分けて公開された。

「花鳥-愛でる心、彩る技<若冲を中心に>」展

・第1期
10時過ぎに着いたときには
ツアーの団体の時間帯だったらしく
あまりゆっくりと観れなかった。

今期の6幅は、
「芍薬群蝶図」「老松白鶏図」「南天雄鶏図」
「雪中錦鶏図」「牡丹小禽図」「芦雁図」

芍薬群蝶図、南天、色鮮やかな牡丹、雪、老松と鶏、雁。
深紅の南天の前に立つ黒い鶏は、好きな鶏図のひとつ。
立ち姿や視線が凛としていてかっこいい。

若冲の雪の表現はあまり好きじゃないけど、
落ちていく雁の図は全体的にさっぱりしているので
わりと受け入れられる。

(2006.4.20(Thu))

・第2期
GW真最中の午後
映画を観たあと、第2期が始まっているのを思い出して
急遽、三の丸尚蔵館へ。
天気のいい皇居前広場を突っ切って大手門へ向かう。

混雑をしていたけど、流れがスムーズだったので
思ったよりゆっくり観ることができた。

今期の6幅は、
「雪中鴛鴦図」「梅花皓月図」「梅花群鶴図」
「棕櫚雄鶏図」「桃花小禽図」「菊花流水図」

梅と3羽の鶴、梅と月、雪と鴛鴦、桃、流水と菊、棕櫚の絵。
第1期のときに買わなかった図版も購入。
若冲以外の展示では、桜井雪鮮画「花譜」が
小さいけど丁寧に綿密に描いてあって良かった。

(2006.5.3(Wed))

・第3期

三の丸尚蔵館には9時半頃着いた。
今回はちょっとすごかった。
若冲の6幅の絵ももちろんだけど、
今回のテーマの「渡来の中国絵画」で出品されていた
伝趙昌の牡丹図、
伝呂紀の花鳥図、
伝銭選の百鳥図も良かった。
若冲のほうが彼らの模倣じゃないかというくらい。

若冲の展示は
「梅花小禽図」「秋塘群雀図」「紫陽花双鶏図」
「老松鸚鵡図」「芦鵞図」「蓮池遊魚図」

紫陽花に鶏の図は、やはり構図も色彩も逸脱してると思う。
青と朱と白のコントラストがとても映えている。
同じ方向へ向かう雀や遊魚の群れる図も面白い。

展覧会の図録を買う。

(2006.6.21(Wed))

・第4期
大手門の信号の前に立つと、気持ちが弾む。
これから若冲に会えるのだ。

今回の展示の感想は、「まいった。」
本当にまいった。
酒井抱一の12幅の掛軸と、若冲の鳳凰と今期の6幅。

抱一の筆使いはあっさりとしてはいるけど、
とても深みがあって飽きさせない。
もう少し歳をとれば、ある意味過激な若冲の絵より
こういうホッとする絵を好むようになるのかなとも思う。

若冲の絵はすごかった。
「老松白鳳図」「向日葵雄鶏図」「大鶏雌雄図」
「群鶏図」「池辺群虫図」「貝甲図」

今回は鶏のオンパレードと昆虫と貝の絵。
鳳凰の白い羽根の執拗な細かい描写も徹底していて。
裏彩色の効果か目に飛び込んでくるかんじだする。

今回は本当に見るところが多くて、
あまりにも見上げ続けていて首が痛くなった。
絵の前に椅子を置いていつまでも観ていたいかんじ。
とても贅沢な展示だった。

(2006.7.19(Wed))

・第5期
三の丸尚蔵館の「花鳥を中心に-若冲展」も最終期。

雨の予報で曇り空だったから空いてるかと思ったけど
やはり最近のテレビ効果か、今までで一番混んでいた。

最終期の6幅は、
「老松孔雀図」「芙蓉双鶏図」「薔薇小禽図」
「群魚図(蛸)」「群魚図(鯛)」「紅葉小禽図」

先日の「誰でもピカソ」でゲストで出ていた山口晃さんの
ベスト3が3枚とも展示されていた。
薔薇小禽図と群魚図と紅葉小禽図。
テレビで観たときは、ベスト3がこれ?と思ったけど、
薔薇小禽図は近くで見るととてもよかった。
葡萄図を彷彿とさせるような蔓がゆるゆるしていて、
鳥(何の鳥?)も愛らしくて。

若冲以外では作家不明の牡丹図が良かった。
円山応挙の孔雀図も単体で見ればすごいと思うのかもしれないけど
隣りに若冲の孔雀図があるだけに、物足りなさを感じた。

(2006.8.26(Sun))


ほぼ月イチで皇居に通った
不思議な期間。

そして5月13日からは
京都・相国寺の承天閣美術館で、
その30幅が一度に展示される。

いつ行こう。

http://jakuchu.jp/jotenkaku/

伊藤若冲「動植綵絵」

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