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石川忠司

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1963年、東京生まれ。
批評家。
この人の『現代思想 パンク仕様』という本が好きである。

世代が同じというのもあるのだろうが、この人の文章は読んでて楽しい。
< もう少し不健全でダークでメタルな感じは欲しいにせよ >とか、
批評家にあるまじき(笑)フレーズがあったり。
あと、(注)で澁澤龍彦について< サングラスはずせ。この小心者。 >
と書いてるのには笑いました。

でも別にそういうのばっかじゃなくて、基本的にすごく「志」を感じさせる文章です。
あと、ソウルがあるよ!この人は。
ぜったい「いいヤツ」だと思う(って年下なのにスイマセン)。

この本はどの文章もいいのですが、
*唯物論的ならず者
*ジャンクの守護天使、井伏鱒二
*ライヒ、アンチ・オイディプス(ただしローファイ・バージョン)
このあたりが特に好きかな。

(引用)
唯物論的ならず者は、「批判的方法」の方が効果的に見える場合、
ためらわずそっちに寝返りをうつ。
要は、
観念論的言語に縛りつけられた不愉快な現実がひっくり返ればいい。
一途に言語=観念の「解体」にだけこだわるのは、
「解体」の観念にロックされている証拠であり、実に観念論的なのだ。
 (24ページ)

唯物論的ならず者は、人間の頭の回路をロックし、
特定の狭い行動しか許さなかった言語=観念という幻影を打ち砕き、
「実は何をしてもよかったんだ」
という「悟り」=現実的な命題を発見するが、
さらに重要なことに、同時に
「とにかく、今できることに手をつけてみよう。
やってみなきゃわからない。
失敗したとしても、行動は本来『よい』ものだ」
という「悟り」をも明るみに出すのである。
 (26ページ)

『現代思想 パンク仕様』 1997年 中央公論社 

石川忠司

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2026画像 投稿者:
2026

コメント (3)

2002/07/12

miles お、同じ生まれ年。ちょっと面白そうな人ですね。読んでみよう。

2002/07/13

2026 そう言っていただけると書いた甲斐がありました。ありがとうございます。

2002/12/13

2026 本人とじっさいに会った方が現れるとは思いませんでした。何ということでしょう! http://www.kanshin.com/index.php3?...

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