はつげんがっき
撥弦楽器
胡弓の音が好きだ。いい音楽を聞いてじんわりと身体が麻痺する感覚、とびきりの胡弓の公演に出かけてじんわりしてみたい。胡弓は2本の弦を弓でこすって音を出す「擦弦楽器」なのだが、日本の古典芸能などを見聞きしていると、どうも日本で馴染んでいる弦楽器はベンベンはじく「撥弦楽器」が多いようだ。箏、三味線、琵琶はベンベンでしょ。どうしてなのかしら?
擦弦楽器はゆったりとしたビブラートなんかもかけられるから、とてもロマンティックな音色を作り出すこともできる。だけど、それと比較すると、ベンベン楽器は威勢がいい感じで、弦楽器が打楽器的な使われ方をしている気もしなくない。日本人も弦をこする音色って好きだと思うけれど、どうして胡弓のような楽器は広く日本に浸透しなかったんだろう。日本に上陸した頃に、たまたま師匠同士で小競り合いがあったとか、音色とは別のところに理由があったりして。
別キーワードでご紹介したことのある富山の「おわら風の盆」では、富山と中国の距離感のせいか、演奏に胡弓が入っている。たったそれだけで、祭りの雰囲気がガラリと違うから不思議。
- 2002/06/03更新
- 2002/06/03登録
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コメント (9)
最新コメント5件
2002/06/03
ohsamu 邦楽における擦弦楽器,きっと研究してる人がいて,その成果も発表されてるんでしょうね。笙だとか篳篥も,ながーい音をよく奏でてるから,やっぱり管楽器の方が発達したってことなのかなあ?
ike 日本にもあったようですよ、胡弓。(今知ったんですけど:笑)近世に遊芸人が使っていた3弦のものが、18世紀ごろに4弦に改良されたらしいのです。でも、明治以降にそれまで胡弓で演奏されていたパートを尺八で代用することが多くなったとか。いいのにねぇ、胡弓。
まきこ 遅れ馳せながらさらに一票。胡弓の音色にはいつもうっとりしてしまいます。
2002/06/04
ののがきあつこ 明治以降に尺八で代用されるようになったという経緯、面白いですね。やはり管楽器にとってかわった? でも代用できるものでもないと思うのだけれど、あの音色。
ののがきあつこ 2弦の胡弓って、弓が弦に組み入った感じなんですよね(弓と弦がからまってるような)。三弦はどうなってるんでしょう、それも本体をくるくる回すとは、、、?
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