バベル
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット 、ケイト・ブランシェット 、ガエル・ガルシア・ベルナル 、役所広司 、菊地凛子 、アドリアナ・バラッザ
+モロッコで生活のために山羊を襲うジャッカルを撃つために銃を渡された兄弟。彼らはその腕を競い合うように発砲。その銃弾はツアーバスの女性客の体を撃ち抜いた。女性はモロッコに旅行に来ていたアメリカ人夫婦の妻。夫は家に残した子どもたちの面倒をみている乳母に電話をするが、乳母は突然の出来事に驚き悩む。息子の結婚式に出席したい彼女は、やむを得ず、夫婦の子どもたちをメキシコに連れていくことにした。一方、日本では、母親を泣くしたショックから立ち直れない聾唖(ろうあ)の女子高生が愛を求めて町をさまよっていた。自分は誰にも愛されないのか、誰も抱きしめてくれないのかと心の中で叫んでいた…。
うーん。始まる前から多分、わかりやすいつくりではないのだろうなあと思っていたのですが、やはりそうでした。
今の私には刺激が強すぎたかも、という気もします。
本質的なもの(監督が伝えたかった事??)は、もしかしたらみえていないかもしれないですが私なりに感想書いてみます。
なんというか、ほんっとうに苛々しました。
それは出てくる登場人物皆にです。
なんというか、最初に出てくる山羊飼いの少年二人(とその家族)にも苛々させられたし、アメリカ人夫婦にも、アメリカ人夫婦が運び込まれたモロッコの村での周囲の野次馬目線にも苛々した。
うわーこんな苛々した映画久しぶり!ていうぐらい、なんというか、腹が立ったんであった。
出てくる人たちは皆それほど悪い人じゃなくて良くも悪くも普通の人間ばかりなのだけれどそれがどんどん歯車が食い違っていって、結果的に悪いこと起こしちゃう、みたいな話だったんですけれども、その歯車の食い違いみたいなものにも、なんだか苦々しさを感じてしまったのでした。
全体的に暗いトーンの映画。
東京の描写は、やや無理があるかも。今の中国の女子高生とかあんなんでは?ていうぐらいちょっと時代遅れ。
ディスコとか、よくわからん飲食店とか多分東京には存在しないのでは???ルーズソックス+パンツが見えそうなぐらい短いスカート、という組み合わせも多分もう時代遅れだなー。
【原題のバベルとは旧約聖書の創世記第11章にある町の名。町の人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神はそれを快く思わず、人々に別々の言葉を話させるようにした。その結果人々は統制がとれずばらばらになり、全世界に散っていった。映画ではこれを背景として、「言葉が通じない」「心が通じない」世界における人間をストーリーの行間から浮き上がらせていく。】
というメッセージが込められているんですよねえ。難しいなあ。とても難しい。わかんないから苛々しちゃうのかなあ。
言葉が通じないもどかしさみたいなものも。
私はあんまり好きになれない映画でした。
途中で(光がチカチカとかそういうのじゃなくて内容で)気持ち悪くなって吐きそうになった。
映画館で見ると視覚的にも聴覚的にも、ビビビと直球でくるから結構きついものがありました。
他の見た人の感想が知りたいです。
菊池凛子演じるチエコと警察官のシーンは、唯一ほっとする、心が見えた場面でした。他は何だか登場人物たちの内面がよく見えなかった。多分それは言葉が通じない、というものをあらわしているからなのかも。何を考えているか、全然読めないたくさんの登場人物たちが怖かった。怖かったから、腹が立ったのかも。その辺もよくわからない。
http://babel.gyao.jp/
- 2007/05/19更新
- 2007/05/19登録
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