そのケータイはXXで
第1回「このミステリーがすごい!」大賞で話題をかっさらった作品。受賞は逃しましたが「隠し玉」として単行本化されました。
解説にもあるとおり、まるでパッチワークのような作品。さまざまな要素が組み込まれています。若干、その継ぎ目が気になる部分もなくはないですが、その分、エンターテイメント要素がぎっしりとつまっているので楽しめました。
民俗学に関連して、村の風俗・慣習についての言及が多くなされていますが、基本的にはすべて恐怖感を増すためだけの役目でした。もう少し掘り下げて、必要最低限の要素の部分で物語が構成されていたらもっとすっきりしたような気がします。
文章はわかりやすく、スラスラ読めるので、軽く読めてしまいます。映画化するそうですが、本を読みなれた方であれば、本の段階ですでに映像を見ているように感じるでしょう。映画は2007年夏~公開予定で、まだ公式サイトはありません。
著者:上甲 宣之
発行:宝島社
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