齋藤孝『使える読書』
朝日新書003。「AERA」に連載されたものが、元になっているとのこと。
齋藤孝曰く、「使える読書」とは、「本をひとつ読んで、考えをひとつ得る、アイデアをひとつ得る、それをなにかに応用できる形で自分に刻んでおく」ことだと。
この本を読むと、読書の仕方が変わると思う。ただ漫然と本を読むのではなく、キーワードやらベストの一文を考えながら読む。とくに学生にこの読書法を勧めたいと思う。
51冊の本について齋藤孝がコメントしているのだが、これも楽しい。
まず、それぞれの本に対して見出しをつけている。齋藤孝お得意の「○○力」というのが多い。これが笑える。的確な見出しをつけられるというのは、コメント力かな。その本を読んで、キーワードを見つけ、それを概念化したものが、「○○力」になるわけらしい。
そして思わず引用したくなる一文を「声に出して読みたい一文」として紹介している。絶対その本が読みたくなるようなうまい引用なのだ。例えば『バカ世界地図』では、「アメリカ 国技は戦争」。他の国のも読みたくなるでしょ。
普段自分が興味のない分野の本も紹介されていて、これがまた齋藤孝流のやや軽めの文体で書かれているので、読んでみたくなってしまう。まあ、その気にさせる、うまい文章ではある。
ぜひ、ご一読を。
- 2007/06/07登録
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