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ドラえもんの最終回 (どらえもんのさいしゅうかい)

  • ドラえもんの最終回の画像

数年前からWebで何パターンかが流れていて、
あたかも都市伝説化している。
いずれも原作者とは関係ないものだから、
著作権が問題になっていることだろう。

6月9日の朝日新聞で、その複数の最終回のうち、
もっとも感動的だと私が思っている作品(?)をマンガ化し、
同人誌として出版していた人が訴えられ、
小学館と藤子プロに側に謝罪し、
同プロに売り上げの一部を支払うことで決着したとの報道があった。

Webで探してみると、これをさらにフラッシュムービーにしているサイト等が多数見られる。
このマンガもWebで見てみたが、本当に感動的だった(ごくごく私見です)。


さてさて。この問題はどう考えるべきなのだろうか。

私はコミケに行ったことはないが、同人誌の人たちは、
自分の大好きな作品を自分なりに絵にして表現されているようだ。
そして出版社側も、「小数部の同人誌レベルでのこうした表現は、
大目に見てきた」(朝日新聞の記事から)らしい。

一方、夏目漱石の絶筆「明暗」の続編が出版されたことがあった。
レイモンド・チャンドラーの、探偵フィリップ・マーロウ・シリーズの
絶筆「プードル・スプリングス物語」も続編が出版された。
これらはいずれも、権利関係はクリアしたものなのだろう。

※自分としては、ドストエフスキーの絶筆(未完だったと思うけど)、
 「カラマーゾフの兄弟」の続きがぜひ読みたいけど。

しかしドラえもんとは異なり、市民に愛されて、
市民の中から自然発生的に生まれ出たものではない。
それらはあくまでビジネスだ。

一方、この「最終回たち」は、ファンの手によって生まれ、
ファンの間で評価されて広まっていったものだと思う。
同人誌のレベルから一般化していく、というような流れだから、
Webやケータイから生まれたものが、過去のメディア、
過去のシステムの中で評価される形に
昇華していったもののように感じられる(言いすぎですかねえ)。

権利や制度を守ることは、確かに重要だ。
規制しないとトンでもないことになり、表現者の努力が無になってしまう。
今後、オマージュの意味も問い直されるだろう。

しかしドラえもんのように、ファンの手によって
その感動的な最終回が出回ることは、
また新たな構造なのではないだろうか。
私見ながら、それは喜ばしいことだと思っている。

もちろん、すべての最終回案が名作とは思わないし、
ウケ狙いで書いたものもあるだろう。
しかし作品へのファンの愛が満ちた作品(...書いててハズカシイ!)は、
原作者としてはこの上ない喜びかもしれない。

そういえば、探してみたことはなかったけど、
サイボーグ009の最終回を描いていた人も、
きっといるんだろうな。
ゴルゴ13は、確か原作者が
「最終回のアイデアはもうある」と言われていたと思ったけど。

ドラえもんの最終回

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投稿者:
beerian
  • 2007/06/10登録
  • 1884クリック

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コメント (1)

2007/12/10

かもめ丸 このドラえもん最終回読んだときは、鼻水と涙の滝でした。中学生になったときののび太の顔が・・・。(思い出し涙)。ちなみにbeerianさんの投稿で知りましたが、小学館とモメてたんですね・・・。詳しいことは分かりませんが、落ちどころが「売上の一部」だということは、争点は「版権」だったのですね。今や不二子F作品としてのドラえもんを守る気はさらさらなさそうな小学館だからこそ、ファンの愛の詰まったドラえもんの最終回にケチをつけたという話、なんだか虚しいです・・・。

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