ミトメラレヌヤマイ
認められぬ病-現代医療への根源的問いー
柳沢桂子著。中公文庫。
医療の問題であるとともに、わかり合う上での人と人のコミュニケーションのむずかしさが、おおきなハードルとなりうることが思い知らされる。
また、医療従事者側は忙しいということを言い訳にして説明しにくいことをはぐらかすのが習性となっている面があるが、現在のinformed consentの概念から見直すべき点であることは確かだ。
逆に科学者は、理科系的なクリアーカットな考え方ですべて説明できるという思考法がしみ込んでいるので、難病にかかると自分からますます深みに陥るということもありそうだ。いろいろな人にあった説明ができなければ、プロではないだろうが。
最後の部分で在宅看護の最近の充実ぶりに触れられているが、昨今の問題で今後どうなるかは、最も気になる点だ。
- 2007/06/19更新
- 2007/06/18登録
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