バリー・マギー
テイ・トウワの『Flash』のジャケットでもお馴染み バリー・マギー(Barry McGee)。
違法である壁や地下鉄の落書きをアートに伸し上げた80年代。Futura2000、 Lady Pink、Lee、Keith Haring、Jean-Michel Basquiat…と多くのアーティストが活躍の場をストリートから画廊・美術館に移し始めた頃、まだ少年だったバリー・バギーが偶然 ストリートで落書きしている現場に遭遇する。その時感じた『自由』を原動力にバリー・マギー自身もストリートから画廊・美術館に活躍の場を移行してきた。
目に見えているのに見えていない振りをする事実……廃墟のビル、ホームレス、道端の空き瓶、無料で見れて意図としないで目に飛び込んでくるサプライズ。社会が排除しようとする全てがバリー・マギーのモチーフとなる。因みに、作品の多くに使われている赤い色の下地は、幼少期に暮らしていた活気のあるサンフランシスコのチャイナタウンで良く見られるドアの色、「人生・生命の色」とのこと。
違法ではあるけれど、グラフティー(落書き)そのものが社会に対するサプライズ・メッセージであったはず。有名になることで限られた、展示会に行くことを選んだ人々だけに作品が見られることは、果たして本来のテーマ『自由』をどこまで訴えることができるのだろうか?
ルールの中で自由を謳歌する難しさを考えさせられる。
- 2007/10/08更新
- 2007/06/13登録
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