Nicolaの「壁」を超える
ニコラ配列(親指シフト)を薦める理由利点はいろいろあるが、今の配列を変えるにはいくつかのハードル、「かべ」を超えなければならない。 ノーマルキーボードを親指シフトに 親指シフトするにはいくらかかりますか?
新配列に踏み切る勇気・決断は、よほど現在の配列に不満が無ければ出てこないだろう。ましてあまり知らない配列に踏み切る人はめずらしい。これが第一の難関である。
私も、「かな」や「ローマ字」に限界を感じ親指シフトに興味を持った訳だが、「日本語入力のための配列」って本当?、効果は期待できるの? と三年あまり悶々とした。
第二の難関は、本当に効率がいいの、という疑問。
試すことが簡単ではないから尚のこと。たとえエミュレーションソフトを無料でダウンロードして試せるにしても、インストールという面倒な作業をしなければならない。(Japanistを購入すればCD-ROMに乗せるだけだが、5000円ほど必要) Nicolaの試し打ち このキー、なんのキー typing練習できるぞ!親指シフト 親指シフトをブラウザで試し打ち
第三は、難しそう、という誤解である。
ニコラ配列で言えば、同時打鍵というものが「難物」という誤解がある。
これは親指の位置にあるシフトキーと「かな」キーの同時打鍵だが、これはそんなに難しいことではない。ピアノ演奏を思えば誰でもできることだが、親指と他の四本はその素質(猿から進化した人間だから、とっさの動作で、握る、掴む、持つなどができる)から同時に使えるようになっている。これができなければやらないことだ。
第四は、専用のキーボードが必要という誤解。
既存のPC附属の106/109キーボードでも基本的にまったく問題がない。唯一の条件は、スペースキーの長さが短めであるのみだ。(エミュレーションソフト又はJapanistが必要)
第五は、ローマ字入力と併存できない、という誤解。
もちろんそんなことはありません。ローマ字入力で培ったものはすべて活かせます。もちろん、親指シフトキーボードでもQWERTY入力ができます。でも、Nicola配列で「かな」のタッチタイプを覚えると、ローマ字入力が「かったるく」て併用する気にならないのは事実ですが・・・。
第六は、そもそも親指シフトPCなんてないでしょう、という誤解。
実はあります、富士通ショップ Accessにアクセスしてください。ノート型もデスクトップ型も。これなら最初から設定してあるのですぐに使えます。
これらの難関、誤解を乗り越えて扉を開いたとき、はじめて「快適」な入力環境が待っています。「笑みがこぼれる」入力が、「しゃべるように入力できる」ことが。 \(^o^)/ Macでも親指シフト ニコラ化が可能なキーボード
<笑みがこぼれる体験談>
では、「親指シフト」と他の入力方法とでは、具体的にどこが、どう違うのだろうか。さきほど、入力速度と軽・快感と書いた。ワープロ普及期に入力速度を競わせたところ、OASYSの圧勝だったという。当然である。
たとえば「憲法学会」という入力は、「親指シフト」なら「けんぽうがっかい」の8打+変換キーの計9打ですむ。・・ 中略 ・・ローマ字入力だと、「が」はGAと2 回打つから、「KENNPOUGATTKAI」は14打+変換キーの計15打となる。かなりの開きである。「ピンポイント爆撃」だと、「親指シフト」は11打、ローマ字入力が19打となる。
ただし、私個人としてはブラインド・タッチで相当速く入力できるが、オフィス文書を手早く作成する必要もなく、スピードはあまり問題ではない。他方、「親指シフト」は、平仮名で入力して変換キーを押すので、ローマ字入力のような「とんでもない変換ミス」が少ないという正確さもメリットだ。だが、速度や正確さも大切だが、何よりも、「思考の流れ」を、文字を意識することなく、自然に文章に表現できるところに最大のメリットがある、と私は考えている。
ローマ字入力だと、脳は無意識のうちに、思考をローマ字に分解して手への指令を出す。他方、「親指シフト」の場合には、頭に浮かんだ日本語がそのままキーボード上で指の運動に変わる。つまり、指に命令を出す系統と、頭のなかで文章を構成していく系統が違和感なく一緒に動いていくわけだ。「親指シフト」の場合、頭のなかで文章があふれるように出てくると、親指を含めた両手が自然に動いてくれる。心に思い浮かんだ文章が、目をつぶっていても文章として画面に再現される。・・中略・・これが最大の魅力だろう。文章とその流れを大切にする作家が「親指シフト」にこだわるのもよくわかる。
- 2008/02/15更新
- 2007/06/16登録
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