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モラルテロ

モラルテロ

という言葉を、勝手に作ってみました。

モラルハラスメントではありません。モラルテロです。

「無差別に "この気まずい状況をどう対応するか" をいやがおうにも考えさせつつ対応せざるを得ないような行動をとり、周囲に "微妙" な精神的負担を与えること」
以上のようなことをモラルテロと定義します。

決して、「モラルに反することをして周囲に迷惑をかける」わけではありません。
「モラルを問うようなことをして精神的な負担を与える」ことがモラルテロです。
故意でも故意でなくてもテロになりうります。

たとえば、以下のような状況が例に挙げられます。

例)
1. 会社などの会議や勉強会の席で「ぐぅ」と空腹のおなかを鳴らす
2. 駅など人通りの多いところでパンストを派手に伝線させて歩く
3. 電柱激突→メガネがずれるなど、漫画でしかありえないようなことをする
4. 階段を華麗にフォールダウン

モラルテロが起こりうるすべての状況において、周りにいる人間がいっぱしの「空気が読めるおとな」であることが条件となります。小学校、中学校 (まれに高校) などではこういったことはモラルテロどころか、単なるネタとなって周囲のこどもの精神的なうるおいになることが多いでしょう。

例の 1. では、周りの人間はまず「気まずさ」を味わうでしょう。その後、おなかを鳴らしてしまった人の気持ちを考え、
「この人がどれくらいの繊細さを持ち合わせているか」
「おなかが鳴ってしまったことに恥ずかしがっているか、開き直っているか」
「年長者か年下か」
などの詮索が始まります。
その後、総合的な結論は出すのですが、往々にして本当にその結論が正しいのかいまいち自信が持てず、気持ちに微妙なしこりが残る場合があります。
さらに、その結論が自分自身が行動を起こすものであった場合には、自分自身に対して行動を起こす勇気を問いかける時間が必要な場合もあるでしょう。

このような思考プロセスの後、時間が経過しても誰もこのことに対してコメントがなかった場合には「やはり自分が何とかしないとダメかな!?」「かわいそうかな!?」などという自責の念が襲いかかり、それでもまだ誰も行動を起こさなかった場合には
「ここは何もしてあげないのもやさしさだよね」
という都合のいい解釈に軟着陸します。

誰かが行動を起こした場合には、自責の念からか必死に同調するか、自分のも気にしていたけれど、自分はこう思いましたよと弁明するでしょう。

実際には、「言ってあげる」「気がつかなかったふりをしてあげる」その他どのような場合においても正しい判断であると思います。

ここで重要なのは、「周りの人間が無駄な精神負担を強いられている」ことです。

ただし、人生経験豊富な人はこのような状況の場数を踏んでいるため、判断力がある場合もありますので、直ちに経験上のベストプラクティスを実践することもあるでしょう。
しかし現代の、いわゆる傷つきやすい若者世代にそれが通用するかも考慮する必要があります。
このような考察の過程も精神的負担のうちです。

他の例の場合にも、上記のようなプロセスが踏まれる場合が多いと思われます。
これが精神的な負担となるかは個人個人で差があると思いますが、多かれ少なかれ、なんらかの判断を強いられる状況であることは間違いありません。

むしろ、こういう微妙な状況だからこそ、周りの人の「ひとがら」が鮮明に現れるのではないでしょうかね。

1. に関しては私は「爆笑した後に私もおなかすいたー派」ですが。

モラルテロ

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鈴木藍画像 投稿者:
鈴木藍

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