トリフィド時代
英国のSF作家ジョン・ウィンダム著。1951年発表。
根を足代わりにして動き回り、毒を持って人を狩る食肉植物「トリフィド」が登場する。
ある出来事をきっかけに人類のほとんどが突然盲目と化した世界で、目の見える極少数の人間達が食肉植物「トリフィド」と戦いつつ、生きのびるために色々してウロウロするお話。
巻末の解説に筒井康隆氏が原書の表紙画の「トリフィド」を見てそのすごさに圧倒されたとの記述あり。期せずして「佇むひと」と繋がった(私の中では、だが)。
もともと「トリフィド」はバイオ燃料の原材料として栽培、もしくは放置されてきた植物であり、最初は普通の植物と同じように土に根を下ろしているが、ある一定の段階まで育つと土から抜け出し、3本の根を足のように使って自由に歩きだす性質をもっている。燃料用に栽培していた会社では、トリフィドが勝手に歩いて脱走しない様、鎖につないで管理していた。…この時点で十分こいつらあやしいだろうと思うのだが、作中の世界の人々は大変鷹揚とみえて、そこはあまり気にならなかったらしい。食肉で歩き回る植物なんてどう考えても危なかろうに。
映像化も何度かされている様だが、それは未見。見るかどうかも未定。
- 2007/06/16登録
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