めるへんのしんそう れきしがとくどうわのなぞ
メルヘンの深層 歴史が解く童話の謎
目次に有るように、童話は子供に読み聞かせるけど、そこにある本当の深層(真相)、は当時の時代の暗部・構造を言い換えたものであるという話
ヨーロッパの童話の話を 文学としてでなく成立した時代に根ざした歴史資料として考察するべきだと。童話はその時代の鏡でもあると。
もともとメルヘンという言葉はドイツ語で「ちょっとした知らせ、情報、うわさ」だそうで、もとは女性の間でのちょっとした話、それが、時代の文化世情に影響されて、口承されて今日に残ったようです、伝承したかったものは何なのか。
著者もいってますが、このような童話・御伽噺を子供に聞かせるときの女性は男性が、思いもつかない、想像できない感性・見識でもって情感豊かに語り、子に聞かす語り部。女性は誰もが女優さん。
そんな話を母から子へ伝え残ってきたもの。
どの話を読んでもシンボルの現すモノ、時代背景の恐ろしさは引き込まれます。
森義信/著 講談社現代新書 1995年2月 672円 198P
書籍紹介
シンデレラや赤ずきんちゃんの物語から魔女裁判、人間狼、子捨てなど、ヨーロッパ社会の忘れられた実像が見えてくる。
目次
第1章 長靴をはいた猫―金も才能もない男の出世術
第2章 シンデレラ物語―代父母の保護下にある意地っ張りな女の子
第3章 白雪姫と魔女裁判―虚言癖のあるわがままな女の子
第4章 赤ずきんちゃんと人間狼―赤い色の大好きな女の子
第5章 ヘンゼルとグレーテルの社会学―子捨てか親離れか
第6章 ジャックと豆の木―男の生態学
第7章 がちょう番のおんな―未熟な女のお嫁入り
第8章 三枚の蛇の葉と傭兵の出世物語―文無し男は「喧嘩」する
第9章 いばらのなかのユダヤ人―差別する側にたつ男のやり口
第10章 青ひげ物語としたたかな女―夫の財産をすっかりせしめる法
「メルヘンの深層 歴史が解く童話の謎」を検索
このキーワードを共有する
このキーワードはコレクションに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (2)
日本古代文学入門
- (いにしえ)
「異界・エロ・グロ・ナンセンス・スキャンダル現代文学の意匠はすべて、日本の古代である7、8世紀に出尽くしていた!つまらなく下手な現代小説よりも、超読みやすく超面白い古典...
謎解き少年少女世界の名作
- (いにしえ)
名作がつくられた時代その背景のある生活・経済・政治と歴史の因果を解き明かした本。 少年少女向けと思ってると大違い!目次を参考にそう思って名作を読み返すとまた違った心象...







Royal de Luxe...
雪眼鏡
童話を飲む方法 ME...
ROYAL DE LUXE &...


