七代目中村芝雀
歌舞伎役者。屋号は京屋。現代最高峰の女形、中村雀右衛門の息子。
偉大でお姫様な父の陰に隠れ、カスミ草のように影の薄い女形である。主役級より、二番手ぐらいのポジションの女形を務めることが多い。例えば、「助六」なら、揚巻の妹分の白玉、「籠釣瓶」なら、九重といった役どころ。体重の増減が激しく、たまにひっそり太っていることも。しかし、近年再婚してからは、進境著しいようだ。五月演舞場での吉右衛門を座頭にして、若手から中堅の役者に活躍の場を設けた興行では、芯になる女形として活躍している。
印象に残っている役は前述の「助六」白玉、「平家女護島」 海女千鳥、「石切梶原」の梢など、お姫様役より娘役がしっくりくる印象がある。お姫様役者の父に比べると、顔は似ていてもやはり地味な印象がある。





