カンジャク
五代目中村翫雀
歌舞伎役者。成駒屋。四代目坂田藤十郎と扇千景の長男。三代目中村扇雀の兄だが、弟が女形であるのに対し、女形と立役両方の役をこなす。父とコンビを組んだ「曽根崎心中」の徳兵衛が当たり役。父藤十郎が演じるお初が、徳兵衛に心中の決意を促す場面で、自分の首にあてられたお初の足にほお擦りする場面は「曽根崎心中」の中でも屈指の名場面だが、冷静に考えるとちょっと、辛そうな感じもする。芸は危なげないが、ちょっと太りすぎなのではないかと思うところあり。お父さんの藤十郎も結構太っているが、それは芸でカヴァーできているのでよいのだ。芸の力でカヴァーできるぐらいの力量を身につけるか、痩せるかどちらかにして欲しい。
以前、「三人吉三」で七之助がおとせ、翫雀が十三郎を演じたときには、双子という設定なのにあまりの体型の違いにしばし、うなってしまった。最近では、團菊祭で「め組の喧嘩」を上演した時、翫雀が相撲取りグループじゃなくて、火消しグループにいるのが謎だった。
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