ゆうなぎのまち さくらのくに
夕凪の街 桜の国
ぽつり ぽつり と語られる言葉に癒えない傷跡を感じます。
表紙やぱっと見た中味の漫画ではとても広島の話を描いている
とは思えませんが、優しいタッチの中に戦争の悲惨さ、不可思議さ
憤りが込められています。
やさしいだけに、恐ろしい。普通の生活のすぐ隣に襲い掛かった
戦争という暴力が。
「わかっているのは誰かに「死ねばいい」と思われたということ」
爆弾を落とされるということは、すなわちそうゆうことなんだと。
やっぱり戦争は、殺し殺されることは、「しょうがない」なんて言葉じゃ
すまないこと。誰かの命が理不尽に絶たれてしまうこと。
原爆の恐ろしいところは、それが一瞬だけのものでなく、
何年も何十年も経ってから病としてあらわれること。
たったひとつの爆弾が、数え切れないほどの命を一瞬で奪い、
その後もじわじわと消していく・・・。
こんなものが今も世界中に何十何百となくあるのは、本当に・・・
言葉もありません。
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コメント (2)
2007/07/23
wahei この本を原作にした映画が上映されています。http://www.yunagi-sakura.jp/
先日試写会に行ってみてきました。監督が急遽舞台挨拶をされました。
「夏休み映画は大量宣伝の大作ばかり。そこにこの作品をあえて上映したいというのは、もちろん8月のヒロシマのことがあるからだが、作り手としても、この映画を8月に上映しなくちゃならない、という強い思いをもって作りました」との挨拶。
映画も、これまでのヒロシマ原爆をテーマにしたような強い表現はごく一部しかありません。一見ソフト。だけれど、それがかえって原爆の凄惨さを浮き彫りにしています。一瞬の間に、人が死んでしまうこと、生きていても、死にとらわれた人にしてしまうということ。だからこそ、生きることの価値を、また新たに思い直さなくては、と感じた映画でした
島崎丈太 ソフトな画像ですが、じんわりと心に沁みました。 買って帰って、子供達にも読める場所に置いておきました。
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