石田徹也 悲しみのキャンバス展
あなたの悲しみ
あたたの空しさ
あなたの閉塞感は
どれほどのものであったのですか
そして亡くなった今、
みなに作品を見られ、
絶賛されている様子をどう思っているのですか
石田徹也の絵を見ていると、
消費社会に生きる私たちが感じている、モヤモヤとしている気持ちと
寂しさ、絶望感を絵からストレートに感じる。
砂漠の中のバス
バスの横に立つ、うつろな目の青年
バスの中の水槽に乗り込んでいく魚たち
美しい水、青々とした水草
どこまでも続いている砂漠の中で水をたたえたバスは今からどこへ向かおうとしているのだろう
どこまで行っても砂漠が広がり、安住の地は見つけられないのではないかと思う。
結局、狭い水槽でしか生きられない魚たち。
生気のない、焦点の定まらない男が運転するであろうバス。
哀しみを背負い立っている彼に未来を託すのはあまりに心もとなく恐い。
絵に近づき、小さな魚をまじかで見ると、本当に美しい。
一匹、一匹、丁寧に根気強く描かれていて、しばらくの間、見とれてしまった。
だから横に立っている男に寒々しさを感じる。
深く悩みを抱えている人が絵を見たら、よりシンパシーを感じるはず。
満たされていると思っている人が石田さんの悲しみに触れたとき、
気付いていなかった心の痛みを感じるはず。
私は何故か、すこし救われた気持ちになりました。
今の時代を生きているから、痛みを私たちはストレートに受け止め、共有出来る気がする。
「石田徹也 悲しみのキャンバス」展
7/24(火)~8/19(日)
静岡県立美術館 県民ギャラリー
石田徹也
http://www.hirabayashiisamu.com/...
石田徹也の世界 - 飛べなくなった人 -石田徹也公式ホームページ
http://www.tetsuyaishida.jp/
「石田徹也 悲しみのキャンバス」展
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/...
- 2007/07/29更新
- 2007/07/29登録
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