黒田硫黄「茄子」
全体に漂う爽やかさに、一見、異国の話の様に思えてしまうけど、
それは、悩みやストレスや疲れで霞んでしまった目線の問題で、
実際私達の日常は、「茄子」のようなドラマになりうる面白い
場面で、満たされているのだと思います。
大好きなのは二巻に登場する、深夜に腹を空かせた新婚夫婦のお話。
焼き茄子とビールの出会いの貴重さを語る夫に対し、
「私はおいしいからだ思うな」というシンプルな妻のひとこと。
男女の思考の差が、的確に描かれていますし、
何よりかわいらしいではありませんか。
個人的には、黒田硫黄漫画によく登場する、
「所属しない女の子」も、大いに見ものだと思います。
こればかりは、現実ではなかなかお目にかかりにくいため、
彼女達の奔放さは、えもいえぬカタルシスを感じさせてくれるはずです。
- 2007/08/01登録
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