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柏崎・刈羽原発の真相Ⅱ(07.7.16中越沖地震)
【原発一口メモ】 六ヶ所村のウラン再処理工場(試運転中)では、100万キロワット級原発が一年間に放出する放射能(976兆ベクレル)を一日で放出することを。つまり365基分の放射能を一日で・・! みなさー~~ん、知ってますか?
中越沖地震(07.7.16)による刈羽原発事故は、あまりに報告すべき事態が多いので、同じキーワードであらためここにⅡとして公開します。(写真は、原子力発電所内の道路、なんと波うっている!) 柏崎・刈羽原発事故の真相
【07.7.21】 現地の市長はIAEA国際原子力機関による原発施設の査察を政府に要請したが、政府(自・公政権)はこれを拒む。新潟県知事も政府に要請したが同様の態度。査察を入れるとなにか都合の悪いことがあるのか? 原子力問題では、国(政府・経済産業省)は電力資本とつねに一体となっている。政府、IAEAの調査を断る! ニコリスト保坂展人のどこどこ日記 原発問題
07.7.23】 事故件数は63件になった。まだまだ増える、なぜか。それは原子炉格納施設や原子炉そのものはいまだ点検されていないからである。燃料棒貯蔵プールから溢れた汚染水で原子炉建屋内部は水浸し。そしてようやく報道機関に公開された(上記施設は当然未公開)映像を見ると、やはり「原発はガタガタ」が想像させる惨状であった。
また、IAEA問題では、政府(原子力保安院)が折れた(折れざるを得なかった)格好だが、「IAEAとよく打合せをしてから(査察を)行なう」として、IAEAと腹合せをした上での査察であることをぬけぬけと表明。 唖然! 自・公政権!政府、一転IAEA調査を受入
さらに、原発の専門家(東海大学教授)は、海へ流れ出た放射能は9万ベクレル(6万ベクレルを上方修正)であるが大した事ではない、1基の原発が1年間に放出する量はその200億倍、と平然と述べた。これは戦慄のレベルだ! すごすぎる。
【07.7.24】 原子炉圧力容器の蓋を開けるときなどに使うクレーンも車軸が折れていたという。地下に溜まった放射能汚染水は2000トンにのぼるという。断層が原発の真下まで伸びているという。
使用済み燃料を一時冷却するプール水の溢れ、室内に蓋が開いたままころがる100本余のドラム缶詰め低濃度汚染物質など、地震対策の無さにあきれる。お粗末の限りである。
甘利経済産業大臣でさえ、「原子炉圧力容器しか地震対策がされていない」と述べざるを得なかった。このことは、本年3月の金沢地裁で出された「能登 志賀原発は地震対策がお粗末ゆえ運転を停止せよ」判決の正しさを証明してしまった。
【07.7.25】 なんと、原発の心臓部である原子炉圧力容器の蓋の開け閉めができないとのニュース、ついに圧力容器まで地震の影響が及んでいたことが判明か? また読売新聞によると、「放射性物質の放出につながりかねないトラブルが、実際の漏出2件のほかに13件あり、そのうち5件では「詳細が依然としてつかめていない」という。
【07.7.26】 地震災害後の原発は、雨にも弱い。漏水がなんと30トンもあったという。また、管理区域内で防護服をまとってはいたがマスクもせず雑巾掛けする電力労働者の姿は痛々しい。日頃から電力会社と一体となって「原発推進」を唱えてきた電力労組の責任はどこにある!?
目を覚まそうよ、電力の労働者たち! 常に命がけの責任を執らされるのは現場の労働者ではないか、と!
一句浮かんだ。 「最新」原発も 労働者の犠牲的雑巾掛けなしには 動かない <(_ _)>
【07.7.29】 7.28に現地の柏崎市にボランティア活動に入った。25年前に「公開ヒアリング阻止」闘争に参加して以来だ。原発から5~6キロの地点に到着。表通りはいたって普通の街の顔であったが、一歩裏に入ると民家が次々倒壊している。古い民家だけではない、築10年、20年と思える家も柱が折れ家が傾き、「赤紙」が張られていた。割合として2~3割だ。神社も寺も灯籠も石垣もブロック塀も倒れていた。でも不思議だったのは、築50年くらいの古い家や納屋でも「緑紙」が張られ無傷の状態で残っていたことだ。家の方向や柱、壁の数、向きなどいろんな要素が関係しているのだろう。それにしても原子力施設のヤワなこと、柔なこと。それが一番の怒り! (▼▼)オンドリャ! であった。
原発災害に遭われた住民のみなさん、反原発を闘ってきた地元の皆さんがんぱってください、そして原発は本当に止めましょう。無用の長物ですから。
【07.7.29追記】 柏崎市社会福祉協議会(ボランティアセンター)柏崎現地(後述)へボランティア活動に入ったことをくぎりとしてこのシリーズは打ち止めとします。
たぶん今回も、政府(自・公政権)及び経済産業省(原子力安全・保安院)は地震災害として今回の原発事故を「過少評価」し、問題点は「情報操作」し「隠蔽」するでしょう。「放射能は微量だから・・」「外部への影響はない・・」「IAEAの検査でOKだったから・・」「今後は万全の対策を・・」などとして。
事実、東電は「突貫」で「重大事故をインペイする補修工事」をいま必死にやっている。 情報流通計画 ヤメ記者弁護士
【07.7.31追記の補足】 重要な報告があるので補足します。
●大気中への放射能漏れについて
これまでに7号炉の主排気筒から放出された放射性物質の核種ごとの放射能量が判明したそうです。
●放射能算定の方法
7号炉の主排気筒の排気を吸引しフィルタを通す(1時間)。とりはずしたフィルタをGe半導体のマルチ・チャンネル・アナライザにかけて、時間あたりの濃度を出す。これに排気流量を乗じて放射能総量を計算する。通常この測定は1週間に1度おこなうが、いまは1日1回実施している。下記の数値は、7月9日~17日の分と17日~18日までの分の測定結果の和である(フィルタ2つ分)。
●ヨウ素の核種ごとの放射能量
ヨウ素131 2.3×10^7ベクレル(半減期8.0日) ヨウ素133 1.8×10^8ベクレル(半減期20.8時間) ヨウ素135 1.1×10^8ベクレル(半減期6.6時間)
●粒子状放射能の核種ごとの放射能量
コバルト60 2.3×10^5(半減期5.3年) クロム51 1.4×10^6(半減期27.7日)
また、ずれが生じている主排気筒につながるダクトから放射能漏れがおきているかどうかについては東京電力はまだ確認作業ができていない。もし漏れがおきていれば上記の主排気筒以外の経路からの放射能漏れが起きていることになる。(本文のまま掲載)
【07.8.3】 これだけの重大な原発災害にもかかわらず、「反原発」行動は起きていない。海外では「日本中、放射能づけ」なんて大げさな報道がなされているらしいが、それくらいのことではないか。平和フォーラムを含めた「反原発」団体の立ち上がりの「重さ」「遅さ」は何か、このことを抜きに運動の高揚を創ることは難しいと言わざるをえない。 南無三・・! (今夏、ドイツのベストセラー作品を映画化した「見えない雲」を見てきます。チェルノブイリ事故をモデルにした原発災害映画)
【07.8.17】 IAEAの検査は実におざなりだ。事前の政府打合せに時間をかけ、現地検査はわずか二日間で「見て回り」、「本体に重大な欠陥は見当たらないようだ」として「安全」と結論づけた。予想通りといおうか、想定内といおうか、あきれたものだ。そもそもIAEAとは、アメリカ主導の原子力推進団体である訳だが・・。なぜ、「原子炉本体」が手もつけられず、被害の状況さえ分からないのに「安全」と言えるのか・・・、うさん臭いったらありゃしない! 最後にIAEAは、「引き続き事故の影響を慎重に見る必要がある」と言い訳がましく付け足してはいるが。
なお、100万キロワット級原発の1年間の排出放射能の量は976兆ベクレルでした。うそみたいな数字でしょう、これが「安全」な原発の放射能量です。今回の事故で漏れた放射能9万ベクレルは、その量と比較すると確かに「微量」となりますね。 (▼▼)コラァ! この真実、怖いですね!
【07.8.18】 NHK「中越沖地震における原発災害」をやっていた。その中で明からになった事実は、55基ある原発のうち20基が安全上の理由で止まっているということでした。たぶん定期点検中も含んでいるだろう。しかし、少なくとも刈羽原発7基、志賀原発2基、浜岡原発などの「タービン羽根」事故で数基が止まっているので、12~13基が「事故」で動かせない状態にあるのは確かだ。
こんなに止まっているのに、電気はどうなったのでしょうか、どこも「停電」してないでしょう。偽りの「電力不足」だったんですね。その証拠に、電力会社が「オール電化」を進めることの矛盾! (@_@)
by親指シフト
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- 2007/09/09更新
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