コウブザセキシートベルトチャクヨウギムカ
後部座席のシートベルト着用義務化 (交通ルール)
先日、新聞を読んでいて痛ましい記事があった。
軽自動車とトラックの正面衝突で、軽自動車側の親子が死傷。 死亡したのは運転者と後部座席の幼児で、助手席の児童は重傷を負ったものの命は助かった。後部座席の幼児は、車外に投げ出されており即死状態だったという。ここで改めて強調したいのは、後部座席のシートベルト着用である。
近年、自動車における受動的安全装置(いわゆるパッシブセーフティ)の発展は顕著で、とくに前席においてはひとつの完成域に達した感がある。(もちろん、これで十分と言っているのではなく、従来型のシートベルト+エアバッグによるシステムにおいて、という意味だ)
しかし、後部座席においては、交通戦争が叫ばれていた数十年前からの進化は(カーテンエアバッグなどの一部の装備を除いて)ほぼ「ゼロ」に等しい。
したがって、統計でも明らかになっているとおり、交通事故時に現在もっとも死亡率が高いのは後部座席である。特に低速時の衝突に死者が出るケースは、ほぼ間違いなく後部座席の乗員だ。
自動車メーカーは、高級車と量販車でエアバッグの装着に差をつける(人の命にあからさまに値段を付ける)という愚を犯してきたが、後部座席の危険度という意味では、高級車も軽自動車もあまり変わらない。
衝突事故が起きた場合、たとえそれが40km以下のスピードだったとしても、シートベルトを着用していない乗員は、かなりの確率で頭からフロントガラスを突き破り車外に投げ出され、鉄かアスファルト、運が良くても土に叩きつけられる。
フロントガラスではなく前部座席に向かってしまった場合はさらに悲惨だ。たしかにシートは鉄よりも柔らかいが後部の乗員が無事で済む可能性は高くない、さらに前部の乗員はエアバッグと後ろからの数百キロの衝撃に挟まれることになり、本来助かる可能性が高い場合でも、逆に死傷率が上がってしまう。
最近になって日本でもようやく後部座席シートベルト着用義務化の流れになってきた。もちろん、シートベルトは補助的な安全装置だから絶対ではないし、事故を起こさないというのが一番大事に決まっているが、是非とも後部座席のシートベルトを締めて欲しい。
「何かあったとき」に後悔するのでは遅すぎる。
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