魚料理 礁(いくり)
窓からは太平洋一歩手前の利根川河口が、すぐ近くには魚市場がある。そんなロケーションの美味しい魚料理屋さんです。
私が行ったのは夏。でも、お盆は過ぎていたので、夏の風物詩である磯牡蠣はもう仕舞いだった。
がっかりしながらも、刺身盛り合わせと、海鮮あら汁(320円)、焼き魚、海老フライ、あと、今が旬というメイタガレイの煮つけを注文。
しばらく待って運ばれてきた刺身盛り合わせは、うわさどおり切り口がキリっ!としていた。触ったら切れそう・・といったら言い過ぎか。
この盛り合わせには千葉が漁獲高を誇ってもいい伊勢海老がデン、とのっていた。以前、銚子以外の千葉県民に「銚子は伊勢海老が美味しいはずなのに、アピールしない。旅館でもこちらからリクエストしないと、出してくれない。不思議だ・・。」とボヤかれたことがあったっけ。
真偽のほどはわからないけれど、この伊勢海老の身は透きとおるようでプリっと弾力があって、ちょいとつけた醤油のおかげで甘味が増して・・・、うまかった(吐息)。
続いて運ばれてきた海鮮あら汁も、最初は値段が値段だけに小さな味噌汁椀くらいの量かな?と思いきや、もうひとまわり、ふたまわり大きな椀で、味噌の香りがたっていて美味しかった。「これじゃアラ汁じゃなくてカス汁だよ!」という旨味の抜けおちた汁に何度か遭遇した身には嬉しい「本物汁」だった。
で、焼き魚もあたりまえだけど、塩ふって踊るような串づかいでこんがり焼かれていたし、海老フライも、嫌いなはずの煮魚も、ちょっと濃いめの味つけなれど御飯のすすむ美味しさで、わたしは大満足であった。会計は、三人で七千円強。
驚いたのは、どの魚料理も、煮魚すらも、身に弾力があること。新鮮さの証なんだろうか。
その日の客層は、家族連れやカップル、土地の漁師さんなどで賑やかだった。海の街だなぁ。
冬の魚の美味しい時期になったら、また行こうと思う。
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コメント (3)
2008/05/16
花野のK 「関心空間」にもこの『礁』というキーワード、あったのですね。亡き主人が漁師料理が大好きだったので、生きていたなら、連れてってくれただろうななんて、、、、思ったりしました。それにしても、「いくり」と言う古語にも似た和語は海辺では今でも、生きているのでしょうか?
2008/05/18
小雁 うーん、”礁”という言葉の意味、私もこのお店で初めて知ったクチです。年配の漁師達は経験上知っている言葉だと思いますが、漁から離れて生活している人たちにはあまり馴染みがないようです。銚子にはガイドブックには載ってない美味しい漁師料理の店が隠れるようにしてあり(笑)、釣り人たちの間でひっそりと伝わっているようです。そんなお店と同じで、ひっそりと埋もれている叙情的な言葉や言い回しが、きっといくつもあるんでしょうね。
花野のK 小雁さまご回答有難うございました。古語になってしまった和語は辺地に存在すると言うことを以前何かで読んだことがありましたが、その、いい例のようですね。有難うございました。
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