アーン
Reynaldo Hahn
フォーレ、ドビュッシーという言葉に反応する方が、時々いらっしゃるようなので、フォーレ以後の音楽家で、あまり聞く機会のない音楽家について少しとりあげようと思っているところ。
で、まずはアーン。
あまり演奏会でも取り上げられることがなかったのだが、この10年くらいでかなり浸透してきたのではないかと思う作曲家。
いわゆる「ベル・エポック時代」の作曲家であり、プルーストと深い親交があったことで有名。マスネの庇護を受け、サロン歌曲の後継者として10歳でパリ音楽院に入学。13歳で作曲された「Si mes vers avaient des ailes(私の詩に翼があれば)」は、彼の代表曲である。
その後、パリ・オペラ座の指揮者として活躍、芸術アカデミーの会員に選ばれ、パリ・オペラ座の総監督となる。
フランス的な音楽の代表者と言われるが、ベネゼエラに生まれ、ユダヤ系ドイツ人の父とバスク人の母を持つ。移住したパリで上流社交界の常連となり、後にはフランスに帰化する。
自身が美声の持ち主で、サロンで弾き歌いをしていたということもあるのか、歌いやすい歌曲と言われることが多い。
若い年代での作品が多いので、同時代の作曲家よりも「古い」匂いがするのは仕方のないこと。
音楽的には保守的で、音楽と詩の形態にこだわりを持っていたという。
バロック調、バッハ風などの面白い曲もあるのだが、それらは音楽の様式に対する試みだったはずだ。
アーンの特色とは、言葉と音楽が密接につながった音楽と、詩人と詩文学に対し深い敬愛を持ち続けたと思われる音楽のつくりだろう。
サロン歌曲として、芸術歌曲の流れの中では軽んじられることの多い作曲家だが、その美しいメロディーには抗い難いものがある。
あまりCDがないのだが、個人的にスーザン・グラハムのものより、マーティン・ヒルの方が気に入っている。
安いし。
- 商品名: Chansons Grises & other songs by Reynaldo Hahn
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参考価格:
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- アーティスト: R. Hahn
- レーベル: Hyperion UK
- 発売日: 2000-04-11
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- 2007/09/19更新
- 2007/08/29登録
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