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ザ・ストーン・ローゼズ / ザ・ストーン・ローゼズ

the Stone Roses / [the Stone Roses]

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89年作品。マンチェスターから突然咲き誇った石の薔薇、「不毛」と謳われたUKミュージックシーンを根底から覆した衝撃的ともいえるストーン・ローゼスのデビューアルバムである。90年代のUKミュージックはここから始まった!というのは決していいすぎではないだろう。

彼らは演奏が飛び抜けて上手いわけではなく、イアン・ブラウン(vo)がずば抜けて素晴らしいヴォーカリストであったわけでもない。だが、彼らの持っていたバンドとしてのセンスは正にマジックだった。楽曲がどれも粒のようにキラキラとしていて、生きている実感をこちらにダイレクトに伝えてくれるといってもいい。ともかく彼らは自分達が存在していることをしっかりと誇示したのだ。それはアルバムの中だけにとどまらず、ファースト・アルバム発売後、彼らは音楽以外の部分で、次々に話題を生み出していったことにも繋がる。例えば、彼らは、先輩アーティストたちどころか、まわりのどのアーティストも「クソ」扱いし、コンサートでは、スポット・ライトを使用しない薄暗いステージ上で、自分たちのレパートリーをアルバムの曲順で演奏し、アンコールなど一切なしに帰っていった。彼らのセカンド・シングル「サリー・シナモン」を無断で再発し、プロモーション・ビデオまで作った会社にはペンキをもって乱入し、ジャクソン・ポロック(1stのジャケットデザインに使用)の作品のように事務所をメチャクチャにし、挙句に逮捕されたということもある。そして、その行動全てを見ていたリスナーは彼らをニューヒーローとして認めたのだ。

アイ・ワナ・ビー・アドレッド (#01)でイアンは高らかに「憧れられたい!」と歌う。その声の線が細かろうがそんなことは関係なかった。イアン・ブラウンのヴォーカル、ジョン・スクワイアのギター、マニのベース、レニのドラムはバンドとしての無限の可能性を示唆したのだ。60年代のサイケサウンドやフォークロックを彷彿とさせるギターやヴォーカルフレイバー、そしてダンサブルなリズムはアシッド感覚を交え、それは何度も何度も人にレコードをプレイターに載せさせる麻薬へと発展した。この時点で彼らは確かにみずみずしく生きていた。

そこから5年後、彼らは伝説のプレッシャーを自分ら自身に感じることとなる。セカンドアルバム「セカンド・カミング」は演奏力が確かに向上し、70年代ハードロック・ファンクを髣髴とさせるグルーヴ感が高まり、成長をはっきりと見て取れたが、問題作との見方が目立った。彼らは彼らでやることはやったし、傑作だった。だが、伝説や周囲のスピードはそれを許してはくれなかったのだ。

96年ローゼズ解散。彼らを伝説にしたのは一体誰なのか?身勝手な彼らを「もっとそのままにしていれば…」なんて思うのは、僕も彼らに心を躍らせたリスナーだったからかもしれない。ただ、ローゼズは確かに生きていた、それを僕はよく知っている。

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詳細情報
  • 価格: 2190円
  • メーカー: ゾンバ・レコーズ・ジャパン
  • 年(代): 1989年
  • 団体名: スト-ン・ローゼズ
  • 2002/06/13更新
  • 2002/06/13登録
  • 2258クリック

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コメント (3)

2002/06/13

パンダリアン ボクも「セカンド・カミング」は期待ハズレだった。でも1stは最高。札幌でのライブを観ましたが、今迄観たギターバンドのライヴの中で最高だったと言えます。

2002/06/15

忍者ワタリ でも、「セカンド・カミング」も結構好きなワタシ……(^-^;

2002/06/17

パンダリアン ボクも「嫌い」じゃないんだけど、期待し過ぎたというか・・・、「ツェッペリン(←好きじゃない)みたいじゃん」で終わらせてしまいました。

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このバンドはたぶん永遠に愛してます。 同郷のHappy Mondaysたちとマンチェスター・ムーブメントを生きて、それが終わった後もアルバムを出し、解散した今でもいろい...

人名・団体名The Stone Roses

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