飛行機が嫌いだ!
いや、見てるのは(空を飛んでるのも、空港で滑走して飛び上がるのを見るのも、キリモミで墜落して地面に激突するを見るのも/笑)大好きなんだが、乗せられるのだけは何とか勘弁して欲しい。これは何度か、場数をこなせば慣れるだろうと、それこそ「人生かけて」(笑)克服しようと努力した結果なんだから、もはやどうしようもない。
まずは、乗る前の恐怖。空港待合室での思考は「最近、事故が少ないからほぼ5割の確率(なんで5割かは不明)で(オレの乗る)こいつが危ないな。機体もなんかぼろくて整備が手を抜いてる気がする」で、手にジットりと汗を握る。いよいよ心臓がドクンドクン鳴る中、搭乗(の恐怖)。スチュワーデス(って死語かな)の笑顔は、「あれは不具合があって実は不安なのを客に悟られまいと頑張って作ってる顔で、さすがプロだが、おれの目はごまかされないぞ」。
離陸時はさらなる恐怖が待つ。anonym氏も言うとおり「最近はじつは着陸時(車輪が降りなくても機長の腕前でなんとかなることがある)よりも、ふっとエンジンがヤル気を失ったらどうしよう、と離陸時のほうが怖い」のだ(笑)。そうだ。オレも離陸時はいつもエンジンに祈ってたもんだ(だから落ちなかったんだが)。頼む...、頼むから、やる気だしてくれえ!
もはや言うまでもないが、乗っている最中の、あの底なしの降下感!しかも、それが間断なく(乗ってる限りは)続く(苦笑)。想像するだけで膝が笑う。できるものなら、ドアを開けて逃げ出したい。シートベルトを緩めるヤツらの気がしれない。しかも全面禁煙だし(笑)。20代後半から30代にかけて、米国国内航空(ああ、当時からおばちゃんの多かった(そのせいか、おっとりした雰囲気で味のあった)国際便のPanamも、Easternのシャトル便も、Allegheny Airlinesの双発プロペラ機にも)後部座席のスモーキングシートに仕事の都合上さんざん乗って(煙草吸いながらごまかして)、それで慣れるかと思ったら全然ダメだったんだよなあ。
さらに、先日の那覇での中華航空の事故で、降りてからさえ恐怖は続くことになった。敢えて言うなら、着陸したらシートベルトはすぐに緩めて脱出に備えた方が良いのではないか、などとさえ。あれは翼の付け根から燃料が漏れて引火したのだ。飛んでる最中に翼がしなって空中分解しないかハラハラ見るのも辛いものがあったわけだが、これからは付け根から燃料が漏れていないか始終見つめていなくてはならぬ(苦笑)。
あなたは笑うかも知れないが、でも画像替わりに掲げたこんな本があることを知っておいて損はない。少なくとも、運悪く「信仰」の総量が足りずに落ちていく機体の中で思い出すこともあるかも知れないから。
ブックレビュー社(そんな会社があるんだ。まだあるのか知らないが)のレビューを引用すると「例えば、空港の航空管制システム。我々は普段、このシステムは極めて精巧につくられ、英知を結集した最新鋭のシステムが導入されていると思っている。しかし、本書は「人力に頼りっぱなしの厄介なシステムで、問題が生じない方が不思議だ」と指摘する。これは当然、米国だけの話ではないだろう。日本も一歩間違えば…と思うと背筋が寒くなる。」 とのこと。
おい、聞いてるかい?。
というわけで、まあ、あんたの乗った飛行機が落ちないのは「ただの偶然」ですから(笑)。
で、このエントリーは米国在住のanonymさんと意気投合した結果です。
◎好評につきオマケ。危ないエアラインランキング(日記に付けたのと同じです)。
【2007/10 追加】空の旅は安全ではなかった、NASAがあわてて調査結果を隠蔽。ああ、やっぱり(苦笑)。
- 2007/09/11更新
- 2007/09/11登録
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最新コメント5件
2007/09/17
anonym またプーケットで事故がありましたねぇ(こんどは80人以上が死亡とか)。記事を読んで、いまから21年前の、初めてのヨーロッパ行の帰路のことを思い出しました。言いにくいのですが中華航空の、当時としては一番安かった南回り(片道24時間)の中継点、ダーラン(湾岸戦争のとき有名になった)からバンコクへの飛行の折、やはり着陸時が暴風雨で、回復待ちといいながら上空で1時間くらい回ったあとで燃料がもう無いからと着陸を「決行」することになったのに、一回目が、窓から斜め45度下くらいの角度で林も見えたのに再上昇して(あとから知ったのですがいわゆる「ゴーアラウンド」というやり直し)、次にやっと降りたときは、機内が拍手喝采となったのです。でも、あのときは、このあいだの沖縄のような事故を皆、知らなかったから、滑走路でスピードが落ちた段階での拍手だったなぁ。(こちらにつなげるいいキーワードがなかなか見つかりません[笑]。)
2007/09/18
Fallout プーケットの事故はあまり詳しく見てないんですけど、墜落しちまったのでしょうか。墜落後に機体が燃えたのならまだしも、生きながら焼かれたのだとすると、想像するだに恐ろしいことですね。生きながら、こんがり.....。沸騰する脳みその片隅で、ふとジャンヌ・ダルクのことを考えたりしたのかな。いやはや、飛行機は怖い怖い。
2007/09/21
anonym プーケットの件は、百数十名の乗員・乗客がいて80数名の死者ですから、死ぬか生きるかの、それこそ最悪の地獄絵図があったのでしょう。ちなみに、いま見ると、アサヒコムに「中華航空機炎上、消防到着に遅れ 駐機エリアは想定外」という見出しの記事が出ています(どうせリンクはすぐ切れるので貼らずにおきます)。そりゃそうでしょう、ふつうに着陸して、なぜそのあと燃えるのですか? 飛行機事故を怖れる私(たち)のことを、ひと〔凡人〕はふつう、交通事故や宝くじの当選の確率よりも低いというのですね。でも、これはそういう統計・確率の問題ではなく、想像力の問題なのです。そして、すでにあの鉄の塊が空を飛ぶということにまつわって私(たち)が想像していた領域の、その外側に、中華航空機の沖縄での事故は、新たな想像力を出動を要請することになったのです。プーケットの事故は悲惨ですが、あれば先日のブラジルでの事故同様、いままでの私(たち)の想像力の範囲内にあって、それゆえ、むしろ平凡なのです。[※ これと似たことは昔、羽田沖で、ちょっと病を抱えておられた機長が血迷って「逆噴射」をしたとか/しなかったとか、のケース。そんなの、乗客は想定してないもの。]
2007/09/22
Poughkeepsie 脱線します。ドイツではhttp://www.news.janjan.jp/media/0602/...「航空安全法」で揺れてるようですね。こういう法律をマジメ(?)に議論するお国柄でしょうか。(911はいろいろな噂が出てますが、議論関係なくやっちまいそうなが米国)
2007/09/23
Fallout ハイジャック犯がスーツケース核爆弾とか持ってたら、どうするんでしょうかね>Poughkeepsieさん。それにしても、(急に話を大きくすると)「テクノロジーが人間の死に方の可能性(妙な言い方ですが)を拡大し続けている」(古くは石器から、ごく最近では、電車がマンションに突っ込んで圧死する、なんて顕著な「拡大」もあったわけで、別に飛行機に限らない)のは確かで、いちいち想像してらんない(苦笑)ので、だんだん死の「記号化」が進んじゃってるわけですよね。自分の死も他人の死も記号化する。首を斧でバッサリなんて、死の記号化を前提にしないと、オレは考えらんないなぁ、と最近の事件でも思うわけです。
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- (島崎丈太)
葉巻型の巨大な飛行船が悠揚と空に漂う図が好きです。 特に、今では殆ど見られない硬式飛行船、つまり悲劇の巨船、ヒンデンブルグ号みたいなのが、大好きです。 墜落しにくいし、ヘ...






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