備中神楽 神楽面
猿田彦の尊
秋に入って祭りが近づくと、備中岡山いたるところで神楽が奉納されてくる。
備中神楽はこの地方の古い原始信仰で、暴風雨や悪疫などをもたらす荒神の心をやわらげようとして行なわれてきた、荒神祭りの鎮魂行事の中で民俗芸能として育てられ、信仰と芸能・古いものと新しいものが渾然一体となって伝承され続けている間に、秋祭りや正月などに欠くことができない郷土芸能として成長して、備中地方一円に広まっています。
猿田彦命(さるだひこのみこと)が天孫降臨の際に、天の浮橋に立って邪魔外道を払いのけながら先導した故事にちなんで、災禍消除招福の神として家内安全、災禍消除、五穀豊穣、交通安全等を祈願して神楽の最初に舞われる。
その舞に着けられる面が添付写真の面。
これを彫る人の大半がアマチュア工芸家と言われている。
写真の面を掘った方は、井原市笹賀在住の宮田 佶(ただし)氏、桐彫りで顎鬚は馬の鬣だという。
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