池袋ウエストゲートパーク-エキサイタブルボーイ 石田衣良
石田衣良の『池袋ウエストゲートパーク』も現在7作目。
外伝を入れると8作目。
本人はライフワークのつもりで取り組んでいるでしょうが、
すべて読んでいる私は、
最近マンネリ気味だなぁ、と感じる。
テレビドラマにもなって、隆盛を誇った本だから、
続けるのならば、新たなガソリンが必要な気がするし、
終わるのであれば、着地点が見えてきてもいいのに、と勝手に考える。
いつか血が通うキングの話が読めるのだろうか。
もちろん決めるのは石田衣良さんだけど、気配すら今は感じない。
最新刊『Gボーイズ冬戦争 - 池袋ウエストゲートパークⅦ』を読んで、
発売日が楽しみでしょうがなかった気持ちから、
発売から数ヶ月経って、そういえば出てたっけ、と思い出し、
ドキドキワクワクしないまま、読み始めている私に気付く。
定期観測しているの本だけど
長い付き合いの本だけの話になってしまった。
「エキサイタブルボーイ」は私が一番好きな話。
『池袋ウエストゲートパーク』2話目に掲載。
主役は主人公のマコトではなく、
同級生の斉藤富士男ことサル。
背が155もないチビ。
虐められていたサルは中学を不登校になって、
その後、暴力団に入り、
新しい世界で自分の居場所を探している。
組長が愛人に生ませた娘、姫が失踪。
マコトと共に姫を探し始める。
初恋は叶わないというけど、定説通り、
サルの悲しく呆気ない初恋の話。
終盤に向かうまでスピード感、疾走感に
私も猛スピードで首都高5号線を走っている気持ちになる。
理不尽な世界、振り向くことはない姫。
子供と大人の間、
プロとアマの境にいるサルがどうにもならない気持ちを抱え
歯を食いしばって姫を探している。
何度読んでも、彼を抱きしめてあげたくなる。
衣良さんが10代の寂しさと爆発的なエネルギーを感じさせてくれる話を再び
書いてくれる日がくるのだろうか。
- 商品名: 池袋ウエストゲートパーク
- 価格: ¥1,700
- 著者: 石田 衣良
- 出版社: 文藝春秋
- 発売日: 1998-09
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- 2007/09/17登録
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