ナリタシンカンセン
幻の成田新幹線 (新幹線)
千葉県民として育った時間が長かったので、ある意味成田空港は郷土の誇りだった。しかし、成長するにつれて、負の側面にも目がいくようになって複雑な思いが強くなり、実際に利用し始めるようになると、明らかに失敗した国家プロジェクトだと思うようになってきた。政治的な話はさておき、あまりに「首都東京」から遠すぎるからだ。
一度でも利用すればわかるが、正式名称である「新東京国際空港」の名前が冗談に聞こえるほど、成田空港の交通アクセスは先進国の首都の空港としては極めて悪い。
TGVと高速地下鉄ででパリ市街と直結したフランスと同等を望むのは難しいだろうが、これが世界有数の大都市、東京へのゲートウェイと呼ぶのがはばかられるほど不便だ。京成、成田エクスプレス、いずれも在来線の焼き直しで、首都の空港にふさわしい「専用線」が存在しない。たとえば、新幹線のような。。。
ところが、手元の「新幹線不思議読本」(新幹線で行った品川駅で購入した)によると、「「成田新幹線」というプロジェクトがかつて存在し、運輸相に承認され、実際に起工もされていながら中止となっていたことを知った。
読み進めると、「こうあって欲しい」と思うこと、たとえば東海道新幹線の相互乗り入れなどは、もともと不可能だったらしいので、実現したとしても「fast but very exprensive」な電車になった可能性が高い。しかし、「成田新幹線」。響きとしては美しいではないか。
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