LibraryThing
ブクログ の英語版(注)みたいなサイト。でも、ブクログより、もっと本格的、多面的、包括的、機能的、公共的です。出発点は、ブクログと同様、個々人の蔵書、愛読書、これから読みたい本などを、表紙の画像などを添えて、おたがいに紹介し合うもの。でも、それだけではありません。
(1) 本格的
書誌情報が、図書館の目録のように詳細。データとして信頼できそう。
(2) 多面的
英文書籍が中心ですが、他の言語で書かれた本を排除しているわけではありません。たとえば、タイトル "Le Petit Prince" で検索すると、大勢の人が『星の王子さま』のフランス語版原書を挙げているけれども、ほかに、英訳版や、フランス語+英語+中国語の3言語対訳版を挙げている読者もいるのを発見。
(3) 包括的
これまでに、世界のメンバーによって紹介された本の数は1,800万冊。異版の情報も、かなり周到。たとえば "Winnie-the-Pooh" で検索してみてください。ずらり並ぶ数十もの異なる『くまのプーさん』のISBNに圧倒されます。表紙画像のサムネイルも、いちばん人気のあるものから順番に、何枚か並べて表示されますから、自分の持っている版を確かめることも、容易かもしれません。
(4) 機能的
表紙画像から、各版を販売している複数のオンライン書店の該当ページに直リンク。ブクログ同様、読者のコメントも閲読できますし、読者の個人ブログへ飛ぶこともできます。
(5)公共的
作家、研究者、ジャーナリストなど一部の「プロ」の書き手以外の、いわゆる「しろうと」の個人が運営するサイトやブログというものは、えてして、個々人の趣味や随想を披露した趣味的な内容にとどまりがちですよね。
LibraryThing の場合は、個人ブログではないし、オンライン書店の販売サイトでもない。しいていえば「読書クラブ」や「愛読者のつどい」のウェブ版に近い、といっていいでしょうか。趣味性を超越して、方向性(=「嗜好」より「志向」)の共通する読者どうしの交流を、積極的に促そうとする姿勢が感じられます。やや啓蒙的な匂いがするとも言えるかも。
なお、ご参考までに、私の本棚はユーザー名 tomoki で検索したら出てきます。まだ10数冊しか挙げていません。
(注)
上に「英語版」と書いたのは正確ではありませんでした。サイトの設定言語は、ほかのヨーロッパの約30の言語に変更することも可能です。しかし、いまのところ、中国語や日本語などはサポートされていないようです。
- 2007/09/27更新
- 2007/09/27登録
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