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ボッチャン

坊ちゃん

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『坊ちゃん』は夏目漱石自身のことだといわれている。

学校を出た主人公は中学教師として四国は松山に赴任する。体は小さいが向こうッ気と正義感は人一倍強い。負けん気も強いからいつも生意気に威張っている。なにかにつけて東京の自慢ばっかりする。そんな主人公を地元の人間が面白く思うわけがない。いろんな嫌がらせやら策略やらに巻き込まれるが、最後には策略の中心人物をさんざん殴りつけて東京へ帰ってしまうまでのお話。

「もうたくさんか、たくさんでなけりゃ、まだ撲ってやる」とぽかんぽかんとふたりでなぐったら「もうたくさんだ」と云った。

どうでしょう。この痛快な文章。全編こうしたぶっきらぼうな描写が続き、腹を抱えて笑えてしまう小説である。沈欝な表情の写真しか見たことのない夏目漱石が書いたものとはとても思えない。久しぶりに読み返して再度大笑いしてしまった。

しかし、これ。松山の人はどう読んだんだろう。松山のことは『気が利かぬ』だの『しみったれ』だの『人が悪い』だの、人も風景も慣習も料理も汽車も、すべてけなし放題けなしている。まあ、そのけなし方のすべてが『坊ちゃん』の幼稚で狭い視野の価値観に基づいていて、可愛らしいといえばそう言えなくもないものなんだけれどもここまで『田舎者』を連発されたら、僕が松山の人間だったらキレちゃうと思うぞ :-)

夏目漱石のほぼ全作品は『青空文庫』で公開されています。この偉大なプロジェクトに感謝しつつ、この項を登録したいと思います。

追記:あんまり生意気なんでちょっと殴ってみました。

坊ちゃん

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コメント (11)

最新コメント5件

2002/08/21

Shirai あ、元地元民です(^^;

2002/08/22

おとう ウチのカミさんは中田英さまを「若様」、自分のことを「キヨ」と呼んでいる。

[spock] で、あなたはなんと呼ばれてるんですか(笑)>おとう

おとう 野だでげす。

2002/09/08

涙腺子 殴った拳が正岡子規のそれに似ている。

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人名・団体名夏目 漱石

  • (めぐみるく)

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愛媛県松山市の中心街を走る、蒸気機関車型のディーゼル機関車。 夏目漱石の「坊っちゃん列車」に登場する事から名づけられた。 ごとごとと走る姿が何ともかわいらしい。 お盆の...

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人名・団体名和田ラヂヲ

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「坊ちゃん」と「三四郎」だけは読んだことが無かったんですが、最近「三四郎」を読んだらまたはまって他のも読み返しはじめてます。

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『坊ちゃん』のお清

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(3)『坊ちゃん』のお清(1)○我々に身近な漱石のモチーフ 翻訳された漱石を読んだ外人が、夏目漱石は「今の作家だと思っていた」が、一世紀も前の作家だと聞かされて非常に驚いたという話...

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