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死の蔵書

 「古本の掘り出し屋、ボビーは、1986年6月13日の真夜中に殺された。」という書き出しで始まる『死の蔵書』は古書業界を舞台としたミステリー小説である。著者はミステリー作家としてデビューするも一時期筆を置きデンヴァーで古書店を開いていたという経歴もあるジョン・ダニング(John Dunning)、訳者は宮脇孝雄。
 主人公クリフォード・ジェーンウェイは古書に関して豊富な知識を有するデンヴァー警察殺人課巡査部長。
 ボビーの部屋から発見された15冊で3000ドル相当の古書。その古書の中にあった「氷の女」との異名をもち質量共に指折りの古書の蒐集家であるリタ・マッキンリーの名前が書かれたメモ。そして死の3日前、ボビーが三揃いのスーツに身をつつみ札束を見せびらかして残した「明日から、おれは、あんたらと同じ本屋になる。元手さえありゃ、おれだって本屋の商売ができるんだ」との言葉。スーツを着たボビーは、ある資産家の遺族から4000ドルで数千冊もの本を買い付けていたが、それらはリタの鑑定によれば「廃品として再利用するほか値打ちなし」という代物であったということ。
 死の2週間前、デンヴァーの古書店で最後に目撃されたとき一文無しのように思われたとの証言があるボビーの羽振りがよくなったのはなぜか。そしてボビーが買い付けた数千冊の古書の真の値打ちとは。
 その謎を解明する間もなくある傷害事件の当事者となって警察を辞職しデンヴァーに古書店を開いていたクリフォードの前にリタがあらわれたとき、再び殺人事件が起きる。

死の蔵書

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投稿者:
TakeO
詳細情報
  • 人名: John Dunning、宮脇孝雄
  • 営業時間: BOOKED TO DIE
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: 733円
  • 2002/06/20更新
  • 2002/06/20登録
  • 1591クリック

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コメント (6)

最新コメント5件

2002/06/21

未有音 ブックオフの文庫棚を漁るときは常にこの本のことを思い出してやる気を奮い立たせてます。

TakeO これと『幻の特装本』は古書の世界の奥深さの一端をかいま見せる本ですからね。

ぬほりん これはよかったですにゃあ。「幻の特装本」もね。

2002/06/22

から 面白かったです。おかげで古本屋に行くたびに「こ、この目つきの鋭い人はもしやセドリヤ!?」とかつい妄想を。

2002/06/23

TakeO 『幻の特装本』のあと少し間があいて出た『深夜特別放送』もおもしろかったです。

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