タケナカナオト
竹中直人
様々なドラマ、映画や、テレビ番組などでおなじみの俳優・タレント。僕は俳優・竹中直人も好きなのだが、それ以上に映画監督・竹中直人が大好きなのだ。というわけで映画監督としての彼を紹介したい。
現在までに監督した作品は「無能の人」「119」「東京日和」「連弾」の4作品。
デビュー作の「無能の人」はつげ義春の漫画を原作にした作品。デビュー作からあのつげワールドに挑戦するという時点ですごいのだが、これがデビュー作とは思えない「竹中直人ワールド」を作っている。
2作目の「119」は消防車を呼ぶときの電話番号から。そのタイトル通り、ある消防署の日常を主演に赤井英和、ヒロインに鈴木京香を迎えて撮った作品。何も起こらないような平和な田舎町を舞台に、本当に何も起こらない日常を撮った作品である。だが、それが見た後にスッキリとした、そして豊かな気持ちにさせる。
3作目「東京日和」は荒木経惟とその夫人の同名の写真集をヒントに作られた作品。話によると脚本を作る段階でアラーキーにインタビューをしたが、アラーキー本人の個性が強すぎてどのように脚本化するか苦心したそうで・・・それが他の作品に比べて一歩劣るものにしてしまっている。
最新作は「連弾」。妻の浮気から始まる家族の崩壊とそれにともなう子供の苦しみという悲惨なテーマを撮ったコメディ映画。元の脚本は悲劇として書かれたものを、コメディとして竹中直人が撮影した。人間どんなに悲しくて苦しい状況になっても笑ってしまう時があるはず・・・そういう思い、僕は嫌いじゃないです。妻役の天海祐希はコメディエンヌとしての才能を発揮。ぜひもっとコメディに出演してもらいたい。それから途中に山のように入る鼻歌による挿入歌もいい。これらの挿入曲はほぼ全て竹中直人自身による作詞・作曲である。こんな才能もあるのだ。
僕の一番のおすすめは「連弾」。ぜひ見て下さい。
- 2002/06/21更新
- 2002/06/21登録
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