オカダタケシ
岡田武史
指導者として、またサッカーに関わる一人の人間として自分の理論をしっかり持ち、自分の言葉で解説してくれる数少ない人物。現在は第一線を退き、札幌大学の客員教授をこなしながら、NHKを中心とした試合解説や新聞・専門誌などのコラム執筆に多忙な毎日を送っている。トルコ戦後に宮本選手へかけてくれた言葉、ガンバっ子として嬉しかったです。
実は一見地味な風でいて、密かにドラマになりそうな波乱万丈の人生を送っている。中学時代サッカー留学を目指すも両親に説得されて断念。大阪府下有数の進学高(このときユース代表にも選出)から一浪の末、一般入試で早稲田大学政経学部に合格。勉学に打ち込みながら、同好会でサッカーを続けていたが、サッカー協会関係者に泣き付かれたか何かで関東大学リーグの名門・早大ア式蹴球部に遅れて入部することに。この間にユニバーシアード日本代表を経験し、大学選手権では優勝している。実は奥さんとは学生結婚したらしい。卒業後は本気で環境問題に取り組むべく、テレビ局の入社試験を受けたがあえなく不合格となってしまった。夢破れた岡ちゃんは、誘ってくれた古河電工に図らずも入社することとなる。其処ではサッカー部に在籍し、DFとして日本リーグで活躍。「頭も切れるがいざと言う時に体も張れるDF」として、引退まで在籍し続けることになる。現役時代は、今の真面目なイメージとは裏腹に、奥さんと喫茶店で話し込みすぎて大事な試合のキックオフに遅刻したり、遠征先にズボンを忘れてサッカーパンツに革靴と言う姿で帰宅するなど、以外にうっかりさんだったらしい。また日本代表としても24試合1ゴールと活躍した。引退後は古河電工、のちのジェフ市原で指導者生活をスタートさせる。この間にドイツへのコーチ留学も経験。Jリーグ発足後ほどなくしてサッカー協会に出向。その後オフト監督の後任となった加茂周監督の下で、コーチとしてフランスW杯に向けてのアジア予選を戦う事となった。しかし、中央アジア遠征時の電撃的な代表監督就任、ギリギリまでもつれ込んだ最終予選を乗り越えた先の、ジョホールバルの奇跡。それから後は、多くの人が知るとおりである。(参考資料:武智幸徳「ニッポン異才伝」、近藤篤「木曜日のボール」〔共に週刊サッカーマガジン連載〕)
あの日、岡野雅行が値千金ゴールデンゴールを決めた瞬間の岡ちゃんの猛ダッシュ姿は、忘れられないなぁ…。今は指導者ではないけれど、こんどどこかの監督になる時は何か新しくて素敵なアイディアを持って帰ってきてくれるような気がするのです。レッズの監督を辞任されてから、解説の仕事を通してヨーロッパの一流の空気をめいいっぱい吸い込んだ原博実さんが、FC東京にリーガ・エスパニョーラの流れを組む攻撃サッカーを持ち込んで、開幕戦で鹿島を粉砕した時のような、そんなワクワク感を与えてくれるような気がするのです。
年末に横浜Fマリノス監督就任が決定。練習場はご自宅からの通勤圏という万全の体制(笑)でもって、2003シーズンに臨まれることとなりました。J有数の優れた人材を多数抱えているチームですが、どういった組み合わせで、どのような化学反応を呼び起こすのか。その方法に注目したいですね。とりあえずうちの西野さん(岡ちゃんより一つ上)とは早大OB対決ってことで、横浜国際競技場でのガンバ戦には行くつもり(まだ日程は出ていませんが…)。今年横浜での同一カードでは、大層口惜しい負け方をしたので、こちらとしても一矢報いなければと思っております(てーか、私が思ってるだけではしょうがないわけで(^_^;)。選手のみんなに期待ですね)
また、先日講談社から、『蹴球日記』という著作が出版されました。自らのサッカー人生を絡めつつ、2002日韓ワールドカップの日々を振り返る内容となっています。只今鋭意熟読中。とりあえず岡ちゃんの顔の広さに驚いております。サッカーファンにとっては年末年始のいい贈り物といえるかも。
下のリンクは横浜Fマリノス公式サイトです。
- 年(代): 1956年(昭和31年)8月25日生まれ
- 大阪府出身
- 早稲田大→古河電工→ジェフ市原コーチ→日本代表コーチ→日本代表監督→札幌監督→横浜Fマリノス監督
- 2002/12/30更新
- 2002/06/22登録
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コメント (6)
最新コメント5件
2002/06/22
タカギ(ユ) 置いてきぼり…そういえばそうですね(笑)「まってくれー」とアテレコできる感じでした(笑)。
2026 サッカー詳しくないですけど、尊敬してます。トルシエの悪口言わなかったのはエライと思いました。結構お茶目(?)なとこも好感度アップ(笑)。
2002/12/04
信生(ほい!) Jに帰って来るようですねhttp://news.msn.co.jp/articles/...
2002/12/05
タカギ(ユ) Fマリノスに決まりましたね。暫く解説の名調子が聞けなくなるのは残念ですが、今年1年で得たものをどう消化しておいでになるのか、楽しみです。ガンバと当たるときは、お手柔らかにしてほしいもんですけどね(笑)。
2003/08/03
mm* こんにちは。昨日はあらためてサッカー人としても指導者としても素敵な立派な信念の人だと思いました。
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