えんにち
この絵本もまた日本の宝
(以下、私的回想)
ページをめくると遠くから
ざわめく音が聞こえて来る
忘れ去っていた思い出が
鼻の奥をツンとさせようと
たくらみながらやって来る
亡くなった祖父に 一度だけ連れて行ってもらった
祖父の町のお祭りの夜店
立ち止まった わた飴の前で 「また今度」
金魚すくいの前で 「また今度」
小学一年の夏の夜、涙をこらえあなたと並んで帰ったよ
おじいちゃん、あの世で会ったら聞いてみたいよ
いったい何しに連れて行ってくれたのさ
福音館書店 発行
五十嵐豊子 作・絵
- 2007/10/17更新
- 2007/10/17登録
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