空飛ぶ冷し中華
ジャズピアニスト・山下洋輔のエッセイの読者の皆さんなら御存じ、伝説の謎団体“全日本冷し中華愛好会”。
この団体の会報を集めた『空飛ぶ冷し中華』(住宅新報社)をちょっと前に古本屋で手に入れました。発行は昭和52年だから1977年か。25年前。
全日本冷やし中華愛好会(全冷中)の結成は1975年1月のある夜、山下氏が不意に“冷し中華を食べたい”と思ってしまったことに端を発する。当時(今でもだと思うけど)、1月に冷し中華を出してる店はなかった。何故だ!何故あんなウマいものが喰えないのだ!という怒りをもとに冷し中華を熱愛する団体の設立宣言のビラを行きつけの飲み屋に貼ったら意外なほど多くの人が賛同して、全国的に会誌は出すはイベントはやるは、という状態になってしまった、という。
『空飛ぶ冷し中華』のソウソウたる執筆者
山下洋輔/筒井康隆/奥成達/平岡正明/坂田明/長谷邦夫/相倉久人/河野典生/高信太郎/赤瀬川原平/上杉清文/黒鉄ヒロシ/高平哲朗/堀晃/…他。
まだ全部読んでないけど目次見ただけでもけっこうおもろいです。“冷し中華思想の研究”には“冷し中華といふは死ぬ事と見つけたり”なんて人までいる。あと“冷し中華はブラックホールだ”とか。なんなんだ。
このノリ、今なら、2ちゃんねるの“祭”に近いものがあるかも。くだらない事を核にしつつ、いろんな才能が次々に芸を見せてくれるあたり。最近のムネオハウスとか。もっとも2ちゃんの祭はあくまで匿名の盛り上りだけど。
こういう面白いことやってくれる有名人あんまりいない気がしますね最近。
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (5)
2002/06/23
篠原素子 冬、無性に冷やし中華が食べたくなるのは私だけではなかったんですね。空飛ぶ冷やし中華というタイトルいいですね~♪
半蔀 懐かしい本ですね。ちなみに私は全冷中教条派にあこがれてました。
2002/06/24
ダイス毛 いやー上杉清文の教条派凄いですよ。冷し中華の食卓空間を陰陽五行の思想で分析してあるべき作法を論じてます。
もう何が何だか。
空飛ぶ冷し中華ってタイトルは、“空飛ぶモンティ・パイソン”の影響かな?ひょっとして。
半蔀 たぶん、モンティ・パイソンの影響と思われます。ちょうど全冷中発足当時、筒井康隆編集の月刊『面白半分』にタモリ、山下洋輔他関係者の連載があって、雑誌の発売日を指折り数えて待ってました。そういう雑誌は久しくありません。
2010/05/23
ばるはら うわ、読んでみたい!!冷やし中華好きなのはもちろん、この面子はなんか自分にとっては憧れの文化潮流。
つながりキーワード (10)
松屋 フレッシュトマトカレー
- (ばるはら)
本日はじめて食べました。 なんかカレーっぽくない~ とか ミートソースみたい~ とか 言ってる人いましたが、 とても美味しかったです。 というか驚きました。 私の家...
『Fukujin - 漬物から憑物まで- 』
- (甲斐駒)
型破りな仏教誌『福神(Fukujin)』。日蓮宗僧侶編集と言いながら南伸坊デザインのサイケな装丁に、執筆陣は当代きってのアウトサイダー、学会の異端児、言論界の猛者を揃え、...
公開講座・松山俊太郎 『法華経講義』
- (甲斐駒)
「蓮」の象徴主義に誘われて『法華経』の研究に没頭された松山俊太郎先生が、未曾有の経典『法華経』の素晴らしさを余すところなく語り尽くす、前人未踏の法華経講座です。2010年...
小松邦彰「日蓮聖人御遺文講義」
- (甲斐駒)
日蓮教学研究の第一人者、立正大学名誉教授小松邦彰先生を講師に、日蓮上人が残された遺文をじっくりと講読、吟味してい公開講義。毎月一回の講義ごとに一字一句をゆっくりと読み解き...
自由闊達、縦横無尽、言語道断の宮沢賢治論 宗教、芸術、社会問題から歴史に文学。浮世を取り巻く有象無象の事柄を、「漬物から憑物まで」自在に取り上げ論じ尽くす。自由にして型...
冷し中華そば
- (jian (へんなユーザー/見えてますか?/BBS終了たぁ吃驚だぁ!/なんだかとってもガッカリだ orz..))
あぁ、喰べたい。旨いやつを..... 東京も夏真っ盛りでゴザイマス。今年は40℃にも届きそうな日が続く酷暑、そんなこんなでグッタリ疲れた身体に効くのはやっばし‘酸っぱいの...
冷やし中華
- (おが)
大好きです。夏はもちろん、冬だって食べたい。でも、冷やし中華ってラーメン屋さんで食べると、ちょっと高いのよね。ラーメンが600円ぐらいのお店でも冷やし中華だと800円ぐら...
筒井康隆文明
- (Nopo)
ドンドンはドンドコの父なり。 そう、バブリング創世記です。代志住正、山下洋輔、坂田明、小山彰太、… …、かんべむさし、堀晃、そしてもちろん、筒井康隆も参加。 途中で、あの...
ピアニストを笑え/山下洋輔
- (tontata)
抱腹絶倒のジャズエッセイ。僕が十代の頃に「自分が面白いと思う事象」をはぐくむ上で「基準」となってしまった本。
ピアニストを二度笑え/山下洋輔
- (tontata)
ふらぬけしーさらねのこんばにききとして こむにのやかた ないんめげりん<さんしょうた







筒井康隆文明
冷し中華そば
冷やし中華


