トウキョウダイガクノアルバートナカグロアイラー
東京大学のアルバート・アイラー
ジャズ史を東大の授業でやったらどうなるかを本当にやった本。前半はガチガチで、他の本読まないといけないみたいで何のことやらチンプンカンプンだったが、後半は年代ごとにCD聞いて談笑するというパターンで面白かった。
正直あんまり気負わないで「ジャズ史東大一直線」とか「ジャズ史講義の実況中継」ぐらいのタイトルのほうが教養書として良かったんじゃないだろうか。
おおまかには第一章で「理論化」をキーワードにこれから行うことを説明して、二章でいわゆるクラシック音楽からバークリー音楽理論に至る道について、その中でビバップなんかがどう橋渡しの役割をしたか、3章は構成上の意味がわからないし、もう読むのをやめちゃおうかと思ったが4章から50年代から順々にジャズを聴いて面白い事を言ってちょっとそれっぽいことを言う、というパターンになり、東大でジャズを教えているというチョイ悪っぽさも出てきた。
黒人のBPM(ってなんだ?ビートパーメジャー?まあなんかリズム感のこといってるんだろう)の正確さと、かたやプレスリーのバックバンドのタイムのとれてなさとかを話しながら、当時のポップスだとかビバップの曲をつなぎあわせて語ったりとか
5章はジャイアントステップスの解説からコールマンの「出鱈目」まで
6章はモード
7章はコルトレーンを軸にアイラー、コールマンなどの話。奇人変人コーナーみたいな発言もありどれも聞きたくなる。
8章はマイルスとJB特集、セックスマシンをモードジャズに絡めて話をするところが面白い
9章は電子楽器の発達とオンザコーナー
10章は丁度「チックコリアの音楽」の一章目につなげられるような話だが、若干1~3章までの感じにもどる。
で前期は終了、前期テストは初めトランペットを持って殴り合いをするという世相を反映したものだったが、結局CD評を書く、というものになり、単位もとりやすそうだ。
テストも講義もCDで、アルバム名から書いてあるので、曲を聴きながら講義を追体験するのも面白いんじゃないだろうか。しかし3章まではいろんな意味でキツかった。
書籍情報
- 2007/10/21登録
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