クローズド・ノート
竹内結子さん、は主役ではないけれども、彼女の演技が一番光っていて、良かったです。彼女が出ると画全体の雰囲気が変わるんですよね。映画全体を包む落ち着いた感じは彼女がつくり出しているものなんじゃないかなぁ、って思います。
物語は、大学生の香恵(沢尻エリカ)の引越しの場面から始まります。そこで前の住人が忘れていった一冊のノートを見つけます。それは万年筆で丹念に書かれた日記でした。それを読んでしまった香恵は、前の住人は真野伊吹(竹内結子)といい、小学校で先生をしている人だと知ります。
日記には小学校の担任になってからの体験がこと細かに書き込まれていました。その内容に香恵は引き込まれていき、そこに書かれた体験が、次第に香恵自身を後押しするようになっていく‥ そんなストーリーです。
映画は落ち着いた雰囲気で日常の生活を描き出しています。それだけに生活の空間の演出に心が配られていました。スタンドライトの温かでやさしい光が印象的な香恵の部屋なんて、住んでみたいなぁ、って思ったし。
伊吹に扮する竹内結子さんが出演する学校のシーンは特に良くて、画面に引き込まれます。担任になってからの楽しかったこと、悲しかったこと、悩んだこと。それを表情豊かに演技をされていて。彼女の女優としての表現には幅があって、しかも深い。すごい人だなぁ、って思いました。
日記を読んだ香恵でなくとも、魅力的に映ります。
伊吹先生のような、人間として魅力のある人に出会えたことが、この映画を観て一番良かったことかなぁ、って思います。
- 2007/10/25更新
- 2007/10/25登録
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