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Puddle Of Mudd / Come Clean (パドル・オブ・マッド / カム・クリーン)

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01年作品。パドル・オブ・マッドのメジャーデビューアルバム。アメリカでは人気爆発になっている彼らに対し、02年になって遅ればせながら、ようやく日本盤も登場した。ともかく、彼らの音は懐かしいようで新しい。さらに、まるでドラマのようにして完成されたこのアルバムができるまでの状況にも感化されてしまった僕は、聞き込み中であるにもかかわらず、このアルバムを紹介しようと踏み切った!

バンドは93年にウェス・スキャントリン(Vo)を中心に結成。彼は幼いころからAC/DCやレッド・ツェペリンなどを聴いて育ち、自らも音楽の世界で生きたいと心から思ったそうだ。翌94年には早速、7曲入りのレコード『Stuck』を作製(現在入手はほぼ不可能)するも、カヴァー作品であったため著作権問題があり、販売差し止め。再販されることは遂になかった。

彼らはそこからオリジナル楽曲を製作し、セカンド・アルバム『Abrasive』という11曲入りアルバムを97年にリリースしたのだが(99年に再販されている)これも全く話題に上らず、結局バンドはやる気を無くし、ほぼ壊滅状態に陥る。ウェスは「俺達のこの音をわかる人に聞いてもらえばなんとかなるはず」と思い、ストーン・テンプル・パイロッツにCDのコピーを彼らのライヴ中に放り投げたり、様々なところにみせるがどれも空振り。98年になって、ウェスもウェイターや建設作業員として働きだし、音楽の道はほぼあきらめていた。

しかし、チャンスはふいに訪れた。彼の友達に誘われ、しぶしぶ行ったイベントライヴで、彼は最後のチャンスかもとバックステージにもぐりこみ、リンプのフレッドにCD・コピーを手渡したのだった。フレッドはもらったCDを捨てることなく、後でしっかり聴いたのだが、すぐさま彼らの才能の素晴らしさと驚くべき歌声を見抜き、気が付けばウェスに連絡をとろうと必死になっていたという。ウェスの連絡先にフレッドは連絡をしたものの、バンドはほぼ壊滅している。だが、フレッドはあきらめなかった。「新しいメンバーを集めればいいじゃないか」と彼はアドヴァイスと協力を惜しまなかった。

ダグ・アルディト(b)マサチューセッツ出身、ポール・フィリップス(g) フロリダ出身、グレッグ・アプチャーチ(Ds) オクラホマ出身と彼の才能に惚れたメンバーがどんどん揃っていった。そして、フレッドのレーベルから今作でメジャーデビューを果たし、完全なバックアップのもと彼らは活動を始めたのだった。じわじわとアルバムが売れて続ける中、全米でシングルカットされた「ブラーリー」が爆発的ヒット。アルバムは半年以上をかけて遂にビルボードのトップ10に入ったのだった。

彼らの魅力の大きなところはやはりウェスのヴォーカルだろう。カート・コバーンを彷彿させるシャウト、アリス・イン・チェインズのレインを思い出す低音さ、併せ持ってさらに彼は太いヴォイスを発する。「俺は13歳から歌いつづけてきたんだ。ヴォーカリストなんて死ぬまで進化するのさ」と彼は語っているが、大器晩成だとはよくいったものだと思う。それは、年齢と共にヴォーカルが進歩したのでは、と思うほど深く渋いヴォーカルだからだ。そこにのっかかるサウンドは紛れもなく現在のサウンド・プロダクトなのだが、ちょっとしたフレーズがどこかで聴いたことがあるみたいで、いちいちツボにはまる。それは、紛れもないアフターグランジ(グランジ流行以降に出て来た影響を受けたバンド)だが、下手なグランジではなく全てのテクニックは申し分ない。

現在彼らは新曲のレコーディングリハ中で、03年にはアルバムをリリースできるとのことだ。ウェスは一時は捨てようとしていた夢をさらに大きくして、今活動していることだろう。誰にだって、こうなる可能性はある!大切なのは向上心と自分の才能を信じることなんだろう。

彼らのさらなるドラマを僕らはこれからオンタイムで見ることができる。そして、彼らの成功はさらに多くの夢を僕らに与えてくれるに違いない。

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詳細情報
  • 価格: 1980円
  • メーカー: ユニバーサル
  • 年(代): 2001年
  • 団体名: パドル・オブ・マッド
  • 2002/06/25更新
  • 2002/06/25登録
  • 524クリック

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コメント (4)

2002/06/28

verni 「ニルヴァーナの再来か!!」という帯に思わず購入、最近すごくよく聴いています。来日公演ないかなあ…!!

less 感想ありがとうございます!そのキャッチフレーズには僕もすごく弱いのです。なぜならhttp://www.kanshin.com/index.php3?...こんなレビュー書いてしまう人間ですから(ポリポリ)。でも、買って本当に良かったと思ってます。来日したときは一緒に彼らの姿を見ましょう!では

2003/09/27

chiex もう!読んでると聴きたくなってくるじゃないですか!さっきからアルバム変えまくり。そう、懐かしい音なんだけど、誰かの真似っ子じゃないところがまた聴かされてしまう・・・

less いやあ、もう…。嬉しくて言葉がないです…。

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リンプが起こしたロック新世紀の幕開け。このセカンド・アルバム『シグニフィカント・アザ-』から、たった3年しか経っていないということに僕は驚きを隠せない。堤防に彼らが空けた...

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