かえであすか(親指シフト系)
パソコンやPDAなどを使った、日本語入力法の一つ。
飛鳥カナ配列(親指シフト系)の私製異版で、飛鳥カナ配列の規則をなるべく生かしながら、日本語電子タイプライタ「OASYS」に採用されていたNICOLA(親指シフト)よりも【使っていて忘れにくい】配列を目指したものです。
姫踊子草(キー入力入れ替えソフト)や、「やまぶき」などを導入してから、いくつかの設定を行うことで、実際に試用することができます。
NICOLAの元となった親指シフトでは、「半濁音は小指シフトキーを使って打つ」というわかり易い方法を使っていたのですが、これが親指キーでも打てるようにとNICOLAにより再割り当てされた際に、規則性を維持して配字することができず、「半濁音だけが不規則配置」という状態となりました。
NICOLAを習得しようとした当時、これには結構苦労させられた(半濁音は、小書きの「ぁぃぅぇぉ」並に使用頻度が低く、通常文入力では覚えられない)記憶がうっすらと残っていたようで……「かえであすか」では、そのあたりを中心にして【半濁音と、低使用頻度の濁音】をひとまとめにして、清音と関連付けてみることにしました。
高頻度~中頻度で使用する濁音は、清音と同じように「打ちやすさ優先」で並べても容易に覚えることができ、似た位置に置かなくても支障がありません……ゆえに、それらは飛鳥の配列をほぼそのまま踏襲しています。
TRON論文あたりでは「濁音分置」方式が検討初期に却下されていましたが、濁音の中には「が・じ・だ・で」などをはじめとして、へたな清音よりもよく使われるものがあります……ので、そのあたりのバランス感覚がうまくとれるように狙ってみました。
この手の実験は「かえで携帯配列」以来なので、うまくできるかどうか心配でした……が、ひとまず安定配列ができたので、「かえであすか」と名前を付けて公開することにしました。
実際の配字は以下のような感じで、「左シフト」は無変換キーを、「右シフト」は変換キーを使うことを想定しています。
親指シフト方式を使いづらいと評判(?)の東芝ノートで評価打鍵を行いつつ作成したので、親指シフトを利用しづらいキーボードが相手でも、何とか使えるかもしれません。
【そのまま文字キーを押すと出る文字】
1234567890-^¥
「ーじぶ%─・とはば」[
きしうてぎゆんいかたけ]
ぴちみにぢゃっょゅめ…
【左シフトと一緒に文字キーを押すと出る文字】
!”#$%&’()+=~|
ぜせえぁぅぇぃよふ!){
ださありぉずるすまでげ}
ざひねびヴやが、。?未
【右シフトと一緒に文字キーを押すと出る文字】
!”#$%&゛<>゜却却却
(ぷれぱ&~ぞそこごぽ「
わおならづぬくのつほろ」
ぺべへぐ*むをどもぼ未
【小指シフトを押しながら文字キーを押すと出る文字】
!”#$%&’()却=~|
QWERTYUIOP@{
ASDFGHJKL;:}
ZXCVBNM,./未
ちょうど飛鳥カナ配列には、いい具合に「かな同士のつながりを記憶しやすい仕掛け」が乗っています。それをなるべく崩さないように留意しつつ、一緒に清音と【半濁音&低使用頻度の濁音】のつながりも表現してみた……と、そんな感じの入力法になっています。
ぱっと見では「どこが?」という感じですが、実際に入力するフリをしていただくなどすると、なんとなく「つながっている」感じがするはず……というあたりを狙って設計してみました。
親指シフト系の入力法が持つ「親指シフト系らしい楽しさ」を、「かえであすか」ではうまく表現できただろうか……という心配はあるものの、こういうものも「親指シフト方式」というものを知っていただくきっかけになるといいなぁ……と、個人的には淡い期待を抱いていたりします。
ソフトウェアの導入法や、練習法については、ひとまず【親指シフトの「かえであすか」まとめWiki (仮)】というものを用意してみました。
お役に立てるかどうかは不明ながら、ひとまずご案内させていただきたく。
- 2007/11/02登録
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