ムラカミリュウ イーメールノタツジンニナル
村上龍『eメールの達人になる』
なんでこんな本を村上龍が書くはめになったのか、想像することしかできないし、内容も特別テンションの高いことが書いてあるわけじゃないんだけど、なんか、おもろい。
そう感じるのは、ぼくたちと村上龍がまったく同レベルでメールを使い始め、普段使っているからだろう。メールに関して同じ事に悩み、同じ感想を抱いている、そんな奇妙な連帯感が、この本におかしみを持たせている。
<引用>
メールの達人というのは、コミュニケーションに対して自明性を持たない人のことなのかも知れない。つまりメールの達人になるためには、コミュニケーションは本質的に非常に困難なものだという自覚がまず必要ではないかと思う。またメールの達人というのは案外永遠にコミュニケーションで悩ましい思いをしている人ではないだろうか。これでもう大丈夫と確信した瞬間に、コミュニケーションを正確に簡潔にしなければという危機感が失われる。
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