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エカキ / イセヒデコ

絵描き / いせひでこ

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きょう本屋さんの児童書コーナーをぷらぷら見ていて、
いせさんの絵とタイトルに惹かれてふ、と手にした。

児童書、とくに絵本のコーナーはよく見る。
本屋さんにいくと、たぶんかならず見る。
平積みしてあるもので、表紙の絵や帯のコピーに惹かれたものは手にとる。
まず最初のページを開く。
そこで自分の中で何かがきまって、
あるものはぱらぱらと見てから閉じ、
あるものは最後まで、読む。

この本は、後者だった。
そして、本の半ばまで来たとき、自分の中で何かが潤い、
読み終わって、価格も見ず、「買おう。」ときめた。

(もちろん、買うと決めたあとで価格は確認しましたが。そして懐にイエス、と承諾を得られるほどだったので、安心しましたが。)

こういう「いい買い物をした!」という出会い、ひさびさだった。
「買う」という行為はいつだって同じなのに、なんでこうもうれしくなれるのか。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


はっきりとしたストーリー(たとえばさらわれた姫を助けに行く、とか、伝説のりんごを探しに行く、とか)はない、と思う。

タイトルの示すとおり、「絵描き」の青年が、絵を描き、旅をし、出会い、帰り着き、絵を描き、苦悩し、光を見、また旅にでる。

でもそれらはどんな順でめぐってもいい気がする。

おそらく、どのページを開いてもいいのだ。

絵に、描き方なんてものがないように。


わたしは絵を描くことがとても好きだ。
だけど、いま描けない。
なにをしているのか、好きじゃあなかったのか、なんのためにいるのか。
自分を苛めたって仕様がないのに。

そんな自分に、この本はとてつもなく遠くから確かな鐘の音を聞かせてくれた。

いせさん自身、描けなかったときにこの音を聞いたのだろう。
それを忘れずに、こうして残しておいてくれたのではないだろうか。
・・・なんて、勝手に想像してしまった。

でも、確かに届いたのだ。

そして、このうれしさをだれかに届けたくて、こうして書いている。


届いたらいいなあ!

絵描き / いせひでこ

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青梅
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  • 商品名: 絵描き
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  • 著者: いせ ひでこ
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  • 発売日: 2004-11
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  • 2007/11/07登録
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コメント (2)

2007/11/29

toho この部屋は!!ゴッホの部屋なんだ~~!なるほどっ面白そうな絵本です

2007/11/30

青梅 おぉtohoさんコメントさんくすです!黄色い部屋とひまわり・・・そうそうゴッホです!文章の中でゴッホと宮澤賢治についてかたられてる部分があって、彼らはいせさんに多くのものを与えたんだろうなぁと想像した次第。この本、ずっと机の上に置いてて時折開いているのですが、ほんと良いです。見かけたら是非手にとってみてほしいです***

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